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ロマンス詐欺の事例10選がヤバい!?実際の手口・怪しい特徴・見分け方を徹底解説!

雑学

「SNSで知り合った相手から毎日メッセージが届くけれど、もしかしてロマンス詐欺ではないか」

「結婚しようと言われたあと、投資や暗号資産の話を持ちかけられた」
「もうお金を送ってしまったけれど、取り戻す方法はあるのか」
このような不安を抱えて「ロマンス詐欺 事例」と検索している人は少なくありません。
結論からいうと、一度も直接会ったことがない相手から投資・暗号資産・副業・結婚費用などのお金の話を持ちかけられた場合は、ロマンス詐欺を強く警戒する必要があります。
警察庁が公表した2026年上半期の暫定値では、SNS型ロマンス詐欺の認知件数は2,509件、被害額は246.6億円に達しています。
さらに、既遂1件当たりの被害額は984.1万円と非常に高額で、被害者の中心は40代~60代です。
つまりロマンス詐欺は、一部の人だけが遭遇する珍しい犯罪ではありません。
InstagramやFacebook、X、マッチングアプリなど、私たちが日常的に利用しているサービスから突然始まる可能性があります。
この記事では、警察庁が公開している実例や2026年に報道された最新事例をもとに、ロマンス詐欺の具体的な手口、怪しいセリフ、見分ける方法、そしてお金を送ってしまった場合の対処法まで詳しく解説します。
今まさに怪しい相手と連絡を取っている人は、相手とのやり取りと照らし合わせながら確認してください。
  1. ロマンス詐欺とは?恋愛感情や親近感を利用してお金をだまし取る詐欺
    1. ロマンス詐欺に遭うまでの典型的な流れ
  2. 【実例】ロマンス詐欺の代表的な事例10選
    1. 事例1:結婚を約束した男性から「仕事のお金」を要求され約500万円
    2. 事例2:「日本に行きたい」と親近感を持たせ暗号資産で約700万円
    3. 事例3:「2人の将来のため」で投資アプリを入れ約300万円
    4. 事例4:ネットショップ経営に誘われ約3,300万円
    5. 事例5:「恋人になって一緒に暮らすため」で約1億5,000万円
    6. 事例6:結婚資金を口実に24回送金し約1,515万円
    7. 事例7:「株取引に興味はないか」で約6,300万円
    8. 事例8:「私が先生になる」で約1,750万円
    9. 事例9:最初に約1万円の利益を戻され、約1,040万円を送金
    10. 事例10:2026年夏には約1億8,000万円の被害も
    11. ロマンス詐欺の実例比較
    12. 実際の被害事例や被害後の対応をさらに知りたい人向け
  3. ロマンス詐欺に共通する手口とは?最初はお金の話をしない
  4. ロマンス詐欺師がよく使う怪しいセリフ
    1. 怪しい相手の危険度チェック
  5. SNSではどんな反応がある?「自分は大丈夫」という思い込みに注意
  6. ロマンス詐欺を見分ける10のチェックポイント
  7. 写真やプロフィールからロマンス詐欺を調べる方法
  8. 「これってロマンス詐欺?」危険度チェックリスト
    1. ロマンス詐欺チェックリスト
  9. ロマンス詐欺でお金を送ってしまったら?すぐにやるべきこと
    1. 送金してしまった後の緊急対応フロー
    2. 関連する公的YouTube動画
  10. 家族や友人がロマンス詐欺に遭っているときの説得方法
    1. 当事者の心理を理解したい家族にも
  11. ロマンス詐欺に遭わないために覚えておきたい5つのこと
    1. 家族全体で詐欺への備えをしたい人向け
  12. まとめ|会ったことのない相手からお金の話が出たら一度止まろう

ロマンス詐欺とは?恋愛感情や親近感を利用してお金をだまし取る詐欺

ロマンス詐欺とは、SNSやマッチングアプリなどで知り合った人物が、恋愛感情や強い親近感を抱かせたうえで金銭をだまし取る詐欺です。

警察庁はSNS型ロマンス詐欺について、直接会うことなくやり取りを続け、恋愛感情や親近感を抱かせたうえで、投資や結婚に関する費用などを理由に金銭をだまし取る手口として注意を呼びかけています。

出典:警察庁「SNS型ロマンス詐欺」

昔から知られている「国際ロマンス詐欺」では外国人を名乗る人物が目立ちましたが、現在は日本人を名乗るケースもあります。

そのため、「外国人だから怪しい」「日本人だから安全」という判断はできません。

現在特に目立つのが、恋愛と「投資」を組み合わせるパターンです。

最初は旅行、仕事、趣味、家族など普通の会話を続けます。

やがて「あなたと一緒に暮らしたい」「2人の将来のために資産を増やそう」などと言い始め、暗号資産やFX、株式、ネットショップなどに誘導します。

警察庁が2025年の確定値として公表したデータでは、SNS型ロマンス詐欺の認知件数は5,645件、被害額は546.4億円でした。

特に暗号資産を直接送らせるタイプの被害が急増しており、暗号資産が実質的な被害金の交付方法となったものは、被害総額の48.6%を占めています。

出典:警察庁

ロマンス詐欺に遭うまでの典型的な流れ

警察庁が公開している典型例でも、SNSやマッチングアプリで接触したあと別サービスへ移り、恋愛感情を抱かせ、投資サイトへ誘導し、出金時に追加送金を要求する流れが示されています。

重要なのは、「最初からお金を要求してくるとは限らない」という点です。

むしろ何週間、何カ月も普通の会話を続けて信用を作ってから金銭の話を始めるからこそ、多額の被害につながります。

【実例】ロマンス詐欺の代表的な事例10選

ここからは、実際にどのようなロマンス詐欺が起きているのかを具体的に見ていきましょう。

自分が現在やり取りしている相手と似たパターンがないか確認してみてください。

事例1:結婚を約束した男性から「仕事のお金」を要求され約500万円

警察庁が紹介している事例では、40代女性が英国在住の韓国人を名乗る男性とSNSで知り合いました。

2人は実際には一度も会っていませんでしたが、オンライン上でやり取りを続け、やがて結婚を約束する関係になりました。

すると男性から、仕事に必要な金を立て替えてほしいという趣旨の要求が届きます。

女性は相手を信用し、指定された口座へ複数回送金し、合計約500万円の被害に遭いました。

このケースで注意したいのは、投資ではなく「恋人が困っているから助けたい」という気持ちを利用している点です。

事例2:「日本に行きたい」と親近感を持たせ暗号資産で約700万円

40代男性が、マカオ在住の30代独身女性を名乗る人物とオンラインで知り合ったケースです。

相手は暗号資産の短期取引をしていると説明し、日本へ行くという話などを交えながら男性との距離を縮めました。

その後、暗号資産購入の名目で指定口座への振り込みを繰り返させ、男性は約700万円をだまし取られています。

恋愛と投資を別々に考えてはいけません。

「あなたとの将来」と「投資」がセットになった瞬間は、特に注意が必要です。

事例3:「2人の将来のため」で投資アプリを入れ約300万円

別の40代男性は、SNSで友達申請してきた日本人女性を名乗る人物と連絡を続け、恋愛感情を抱くようになりました。

相手は旅行や2人の将来について語りながら、投資でお金を貯めようと誘います。

男性は指定された投資用アプリをインストールし、指示された口座へ振り込み、約300万円の被害に遭いました。

偽の投資サイトやアプリ上では、実際には運用されていないのに資産が増えているように表示されることがあります。

画面上で利益が表示されているだけでは、本当に投資が行われている証明にはなりません。

事例4:ネットショップ経営に誘われ約3,300万円

50代男性がマッチングアプリで知り合った女性とSNSで連絡を続け、恋愛感情を抱いたケースです。

相手からインターネットショップの運営を勧められ、「費用をかけずに利益を得られる」といった趣旨の話を信用しました。

その結果、商品の仕入れ費用や利益を出金するための保証金などとして、合計約3,300万円をだまし取られています。

ロマンス詐欺というと暗号資産だけを警戒しがちですが、副業やネットショップも使われます。

事例5:「恋人になって一緒に暮らすため」で約1億5,000万円

警察庁が紹介する中でも特に被害額の大きな事例です。

マッチングアプリで知り合った為替アナリストを自称する女性からFX投資を勧められ、被害者は指定口座へ送金を繰り返しました。

その被害総額は約1億5,000万円です。

ここでも投資を勧める理由として使われたのは、「一緒に暮らすためのお金を作りたい」という将来の約束でした。

事例6:結婚資金を口実に24回送金し約1,515万円

2026年7月、福岡県で53歳男性の被害が報じられました。

男性は2025年9月、SNSで女性名義のアカウントと知り合い、別のSNSで連絡を取り合ううちに結婚の話を持ちかけられました。

その後、結婚資金や将来の生活費を作るとして暗号資産運用を勧められます。

男性は2025年10月から2026年1月までに24回送金し、税金や口座凍結の解除費用なども含めて計1,515万7,000円をだまし取られました。

出典:TNCニュース

「税金を払えば出金できる」「口座凍結を解除すれば戻る」という説明は、被害を拡大させる典型的な追加要求です。

事例7:「株取引に興味はないか」で約6,300万円

2026年7月に香川県で公表されたケースでは、50代女性がSNSで知り合った人物とLINEでメッセージや通話を続けました。

その後、「株取引に興味はないか」などと持ちかけられ、暗号資産取引所の口座を開設します。

女性は約5,300万円相当の暗号資産を送ったほか、現金1,000万円も振り込み、被害額は合計約6,300万円に達しました。

出典:OHK岡山放送

LINEで通話をしていたとしても、それだけで安全とは判断できません。

事例8:「私が先生になる」で約1,750万円

2026年7月、愛媛県松山市の50代男性が約1,750万円をだまし取られた事例も報じられています。

女性の顔写真を使ったSNSアカウントからメッセージが届き、男性が相手に好意を抱くようになった後、別のSNSへ誘導されました。

相手は暗号資産取引で利益を得ていると説明し、初心者でも大きな利益が出る、自分が先生になるという趣旨で投資を勧めました。

男性は約20万円から始め、画面上で利益が出たことで信用を深め、その後約950万円を送金しました。

さらに出金時には「税金を先に支払う必要がある」と言われ、約780万円を追加で送り、合計約1,750万円の被害となりました。

出典:TBS NEWS DIG

「利益が表示された」ことと「利益を自由に引き出せる」ことは全く別です。

事例9:最初に約1万円の利益を戻され、約1,040万円を送金

2026年7月に大分県で公表された50代女性の事例は、ロマンス詐欺の巧妙さをよく表しています。

女性はInstagramで外国人男性を名乗る人物からメッセージを受け取り、LINEでやり取りするうちに恋愛感情を抱きました。

その後、暗号資産投資を勧められ、まず10万円分を送金しました。

すると女性の口座へ約1万円の利益が上乗せされた金額が実際に振り込まれました。

女性は「本当に利益が出る」と信用し、その後さらに送金を続け、合計約1,040万円相当の暗号資産を失いました。

出典:TOSオンライン

最初に本当にお金が戻ってきたからといって、安全な投資とは限りません。

少額をあえて出金させること自体が、より大きな資金を送らせるための仕掛けである場合があります。

事例10:2026年夏には約1億8,000万円の被害も

2026年8月には、北海道札幌市の60代男性が、東南アジア在住の日本人女性を名乗る人物から投資話を持ちかけられ、約1億8,000万円をだまし取られた事例が報じられました。

警察はロマンス詐欺とみて調べています。

出典:FNNプライムオンライン

一方、2026年8月には山口県でも、36歳の日本人女性を名乗る人物から金の先物取引を勧められ、電子マネー10万円分を失った50代男性の被害が公表されています。

出典:山口新聞

つまりロマンス詐欺は、数万円規模から1億円を超える被害まで幅広く発生しているのです。

ロマンス詐欺の実例比較

事例 出会い・接触 お金を要求した口実 被害額
40代女性 SNS 仕事費用 約500万円
40代男性 オンライン 暗号資産 約700万円
40代男性 SNS 2人の将来・投資 約300万円
50代男性 マッチングアプリ ネットショップ 約3,300万円
被害者 マッチングアプリ FX・同居資金 約1億5,000万円
53歳男性 SNS 結婚資金・暗号資産 約1,515万円
50代女性 SNS→LINE 株・暗号資産 約6,300万円
50代男性 SNS 暗号資産 約1,750万円
50代女性 Instagram→LINE 暗号資産 約1,040万円
60代男性 SNS等 投資 約1億8,000万円

実際の被害事例や被害後の対応をさらに知りたい人向け

『SNS型詐欺 国際ロマンス詐欺・SNS型投資詐欺 被害者サポートマニュアル』は、実際の被害事例のほか、被害後の行動、家族の対応、メンタルケアなどを扱っています。

ロマンス詐欺に共通する手口とは?最初はお金の話をしない

ロマンス詐欺を見抜く最大のポイントは、個々のプロフィールではなく一連の行動パターンを見ることです。

詐欺師は最初から「100万円振り込んでください」と要求するわけではありません。

まずSNSやマッチングアプリで接触し、趣味、仕事、食事、旅行、家族などの日常会話を続けます。

毎朝「おはよう」、夜には「今日もお疲れさま」などと連絡することで、相手が生活の一部になったような感覚を作っていきます。

その後、「あなたは特別」「こんなに気が合う人は初めて」「将来は日本で暮らしたい」など、恋愛や将来の話が増えます。

そして十分に信用された段階で、暗号資産、FX、株、金、ネットショップなどの話が登場します。

警察庁によると、2026年上半期のSNS型ロマンス詐欺では、最初の接触手段の約9割がダイレクトメッセージでした。

接触ツールでは、被害額・認知件数ともマッチングアプリが最多で、被害額ではFacebook、認知件数ではInstagramが続いています。

出典:警察庁

また、警察庁はマッチングアプリで知り合った後、早い段階でLINEなどへ誘導された場合は詐欺を疑うよう注意喚起しています。

もちろんLINEへ移動しただけで詐欺と断定することはできません。

しかし、「SNSで突然知り合う→別アプリへ移動→急速に親密になる→投資」という流れが重なれば危険度は一気に高くなります。

ロマンス詐欺師がよく使う怪しいセリフ

ロマンス詐欺では、被害者によって言葉を変えながらも、共通するパターンがあります。

恋愛段階では「あなたは運命の人」「こんなに理解してくれる人はいない」「日本に行ったら一緒に暮らしたい」など、短期間で距離を縮める言葉が使われます。

投資段階になると「2人の将来のため」「私が教えるから心配ない」「少額から試せる」「私もこの方法で成功した」といった言葉が登場します。

さらに送金後は、「税金を払わないと出金できない」「保証金が必要」「口座が凍結された」「あと少し入金すれば全額戻る」など、すでに送った資金を取り戻したい心理を利用する要求へ変化していきます。

金融庁も、SNS上の投資勧誘について、類似した複数の情報が寄せられており、該当するケースでは投資詐欺の可能性が高く、入金した資金が戻らない被害も確認されているとして注意を促しています。

出典:金融庁

特に警戒したいのが「必ず」「絶対」「確実」という言葉です。

投資には価格変動があり、利益が保証されるものではありません。

会ったことのない恋人が「絶対もうかる」と投資を勧めてきた場合は、その場で送金せず第三者に相談してください。

怪しい相手の危険度チェック

SNSではどんな反応がある?「自分は大丈夫」という思い込みに注意

ロマンス詐欺に関するネット上の反応を見ると、「自分も危ないかもしれない」と身近な問題として捉える声がある一方、被害者を「なぜ気付かなかったのか」と批判する反応も見られます。

Yahoo!リアルタイム検索で確認できる投稿でも、孤独や優しい言葉への渇望があれば誰でも影響を受ける可能性がある、という趣旨の反応が見られます。

しかし、被害者を笑うことは対策にはなりません。

ロマンス詐欺では、相手との関係を長期間かけて構築し、「この人だけは自分を理解してくれる」と感じさせた後にお金の話を出します。

2026年には、長年法学を教えてきた名誉教授自身がロマンス詐欺で925万円の被害に遭った経験を公表し、書籍にもまとめています。

参考:文春オンライン

知識があることと、自分が感情的に巻き込まれている状態で詐欺を見抜けることは同じではありません。

「自分は絶対にだまされない」ではなく、「自分にも起こり得るからルールを決めておく」という考え方の方が有効です。

ロマンス詐欺を見分ける10のチェックポイント

ロマンス詐欺かどうか判断したい場合は、相手の国籍や写真だけでなく、次の行動を総合的に確認しましょう。

  1. 一度も直接会ったことがない。
  2. SNSやマッチングアプリで相手から突然接触してきた。
  3. すぐLINEや別のメッセージアプリへ移動したがる。
  4. 知り合って短期間なのに「愛している」「結婚したい」と言う。
  5. 海外在住、経営者、医師、軍人、投資家など確認しにくい経歴を名乗る。
  6. ビデオ通話や直接会う話になると理由をつけて避ける。
  7. 投資・暗号資産・FX・副業などの話を始める。
  8. 相手が指定するサイトやアプリを利用するよう求める。
  9. 個人名義など指定された口座や暗号資産アドレスへの送金を求める。
  10. 出金時に税金、保証金、手数料などの追加送金を要求する。

一つ当てはまっただけでロマンス詐欺と断定することはできません。

ただし「会ったことがない」「恋愛感情を強く示す」「投資を勧める」「送金を要求する」が同時に存在する場合は警戒すべきです。

警察庁も、翻訳アプリや生成AIを利用すれば他人になりすますことが容易になっているとして、会ったことのない相手から投資や結婚費用などを要求された場合は詐欺を疑うよう呼びかけています。

「日本語が自然だから本物」「電話で話したから本人」という判断も危険です。

写真やプロフィールからロマンス詐欺を調べる方法

相手が怪しいと感じたら、送金する前にプロフィールを自分で検証してください。

まず有効なのが、プロフィール写真の画像検索です。

Googleレンズなどの画像検索を使い、同じ人物の写真が別の名前や別の国籍で使われていないか確認します。

モデル、俳優、軍人、医師、経営者など他人の写真を無断利用しているケースであれば、元画像が見つかる可能性があります。

次に「名前+会社名」「名前+職業」「名前+居住地」などを検索してください。

有名企業の役員や専門職を名乗っているのに、公式サイトや関連情報が全く見つからない場合は慎重に判断する必要があります。

SNSアカウントについては、投稿開始時期、過去投稿、友人・フォロワー、コメントの内容も確認しましょう。

写真だけ大量に投稿されているのに本人の生活が分かる過去投稿がない、不自然に同じようなコメントばかり付いている、といった場合は注意材料になります。

ただし、画像検索で何も見つからなくても安全とは限りません。

現在は生成AIで実在しない人物の画像を作ることも可能だからです。

そのため「写真が本物かどうか」という1点だけで判断するのではなく、プロフィール・会話・金銭要求・投資サイトをセットで検証することが重要です。

「これってロマンス詐欺?」危険度チェックリスト

次の表を、現在やり取りしている相手と照らし合わせてみてください。

ロマンス詐欺チェックリスト

チェック項目 危険度
一度も直接会っていない
SNSで突然DMが届いた
すぐLINEへ移動した
短期間で強い愛情表現をされた ★★
投資で成功していると言われた ★★
「2人の将来のため」と投資を勧められた ★★★
指定された投資アプリ・サイトを使っている ★★★
個人名義口座などへの送金を求められた ★★★
暗号資産の送付を求められた ★★★
出金に税金・保証金が必要と言われた ★★★
追加送金しないと資金を失うと言われた ★★★

星の数だけで機械的に詐欺と断定するものではありません。

しかし、★★★の項目が複数当てはまるなら、送金を一度止めてください。

特に「税金を払えば出金できる」「今回だけ入金すれば全部戻る」という段階に入っている場合、追加送金を続けるほど被害が拡大する可能性があります。

警察庁が示す典型的な手口でも、高額投資を続けた後、出金時にさまざまな名目で追加送金を要求され、最終的に出金できなくなる流れが紹介されています。

ロマンス詐欺でお金を送ってしまったら?すぐにやるべきこと

ロマンス詐欺で送金してしまった場合、最も重要なのは「もう送ってしまったから取り戻すために追加で払う」という行動を止めることです。

消費者庁も、SNSを通じた投資などのもうけ話について、被害回復が難しいことから安易に資金を振り込まないよう呼びかけています。

さらに「被害金を回復できる」などとうたう二次被害にも注意するよう警告しています。

出典:消費者庁

まず相手への新たな送金を止めてください。

次に、相手とのLINEやSNSのメッセージ、アカウント名、プロフィールURL、電話番号、メールアドレス、振込先口座、暗号資産アドレス、投資サイトのURL、振込明細、取引履歴などを保存します。

相手を問い詰める前にスクリーンショットを残すのが重要です。

アカウントやサイトが削除される可能性があるためです。

銀行口座へ振り込んだ場合は、できるだけ早く警察と振込先の金融機関へ連絡してください。

金融庁によると、SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺でも預金口座への振り込みが使われたケースは「振り込め詐欺救済法」の対象となる場合があります。

振込先口座に資金が残っていれば、被害回復分配金の支払いを受けられる可能性がありますが、犯人がすでに資金を引き出している場合など、全額または一部が戻らないケースもあります。

出典:金融庁「振り込め詐欺救済法」

そのためスピードが重要です。

警察へ相談するときは最寄りの警察署のほか、警察相談専用電話「#9110」が案内されています。

消費生活に関する相談は、消費者ホットライン「188」から最寄りの消費生活センター等へつながります。

暗号資産を送っている場合も、利用した暗号資産交換業者へ早急に相談し、取引記録などを保存してください。

ただし、暗号資産は銀行振込と同じ仕組みではなく、送付後の回復が困難なケースがあります。

「必ず取り返します」と断言する第三者から、新たに高額な費用や暗号資産を要求された場合にも注意してください。

送金してしまった後の緊急対応フロー

送金してしまった直後ほど、「証拠保存」と「金融機関・警察への連絡」を優先してください。

関連する公的YouTube動画

政府広報オンラインでは、SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の手口や注意点を解説した公式動画を公開しています。

家族に状況を説明するときにも共有しやすい内容です。

政府広報オンライン「それSNSの投資詐欺やロマンス詐欺かも!」を見る

家族や友人がロマンス詐欺に遭っているときの説得方法

家族がロマンス詐欺に遭っている可能性がある場合、「そんなの詐欺に決まっている」「どうして分からないの」と責めるだけでは解決しないことがあります。

本人にとって相手は「怪しい外国人」ではなく、毎日話を聞いてくれた恋人かもしれないからです。

その存在を家族から全面的に否定されると、本人が反発し、さらに相手だけを信用する状態になる可能性があります。

そこで、「その人が詐欺師かどうか今決めなくてもいいから、お金を送るのだけ一度止めよう」と伝える方法があります。

次に、本人のケースだけを批判するのではなく、警察庁が公開している事例を一緒に確認してください。

「2人の将来のために投資」「暗号資産」「出金時の税金」など、本人が受け取ったメッセージと公的機関の実例が似ていることを本人自身に確認してもらいます。

2026年に出版された『70歳の法学者が、なぜロマンス詐欺に騙されたのか』では、法学者として長年教育に携わってきた著者自身の被害経験が記されています。

書籍情報によると、著者は自身の事件の経過に加え、そこから見える社会的背景や心理的要素についても扱っています。

参考:国立国会図書館サーチ

「だまされた人は知識がない」という決めつけを捨てることが、家族を相談につなげる第一歩です。

当事者の心理を理解したい家族にも

『70歳の法学者が、なぜロマンス詐欺に騙されたのか』

ロマンス詐欺に遭わないために覚えておきたい5つのこと

ロマンス詐欺を完全に防ぐために、SNSやマッチングアプリを一切使わない必要はありません。

重要なのは、恋愛と金銭を切り離すための自分なりのルールを事前に持つことです。

第一に、直接会ったことのない相手へお金を送らないと決めてください。

第二に、恋愛関係になった相手から投資、副業、暗号資産の話が出たら、一人で判断しないことです。

第三に、相手が紹介した投資サイトだけで安全性を確認しないでください。

金融商品を扱う事業者であれば金融庁への登録状況など、第三者の公式情報から確認する必要があります。

第四に、「最初に利益を受け取れたから安全」と考えないことです。

大分県の事例では、10万円分の暗号資産を送った後に約1万円の利益が実際に戻り、それが被害者の信用を深める結果となりました。

第五に、送金の前に必ず第三者へ相談してください。

家族でも友人でも構いません。

恋愛感情のない第三者がメッセージを読むだけで、「この日本語は不自然」「どうして恋人が個人名義口座へ入金させるのか」といった違和感が見つかる場合があります。

警察庁の2026年上半期データでは、SNS型ロマンス詐欺の被害者の約8割が40代~60代でした。

また70代の被害も増加傾向にあります。

年齢や職業に関係なく、誰でも「自分を理解してくれる相手」と出会えば判断が揺れる可能性があります。

「自分はだまされない」という自信より、「お金を送る前に必ず誰かに相談する」という仕組みを持つ方が強い対策になります。

家族全体で詐欺への備えをしたい人向け

『あなたのお金と情報が狙われている!? 警備のプロが教える詐欺対策の新常識』は、SNSやメールを含む詐欺の特徴や、家族でできる予防策を扱った2026年刊行の書籍です。

まとめ|会ったことのない相手からお金の話が出たら一度止まろう

ロマンス詐欺は、知らない人から突然「お金を振り込んでください」と言われて始まる単純な詐欺ではありません。

最初は趣味や日常生活の話を続け、毎日のメッセージによって信頼関係を作り、恋愛や結婚を意識させた後でお金の話を出してくるケースがあります。

2026年上半期だけでも警察庁が把握したSNS型ロマンス詐欺は2,509件、被害額は246.6億円に達しており、既遂1件当たりの被害額は984.1万円でした。

実例を見ると、「結婚資金」「2人の将来」「暗号資産」「FX」「ネットショップ」「税金」「口座凍結解除」など、さまざまな理由が使われています。

しかし、その根底には共通点があります。

ロマンス詐欺は「恋愛や親近感の話」から始まり、「お金の話」へ移っていくのです。

そして最も注意しなければならないのは、一度お金を送った後です。

少額の利益を返したり、偽の投資画面で利益を表示したりして信用させたうえで、さらに大きな資金を要求するケースがあります。

出金しようとした際に「税金」「手数料」「保証金」などを追加で要求されても、取り戻すために新たな資金を送ってはいけません。

今やり取りしている相手が詐欺師かどうか、今この瞬間に100%断定できなくても構いません。

「相手を信じるか」を決める前に、「お金を送らない」という判断はできます。

少しでも違和感がある場合は相手との記録を保存し、家族や友人、金融機関、警察など第三者へ相談してください。

すでに銀行振込をしている場合は、警察と振込先金融機関へ早急に連絡することで、振り込め詐欺救済法に基づく被害回復分配金の対象となる可能性もあります。

警察への相談は「#9110」、消費生活に関する相談は消費者ホットライン「188」が案内されています。

ロマンス詐欺から自分を守るために最も重要なのは、疑うことそのものではありません。

恋愛感情が絡んだお金の判断を、一人だけでしないことです。

 

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