スマホをカーナビ代わりに使う時の通信料目安と注意点！節約法も

スマホをカーナビ代わりに使いたいと考えている方にとって、最も気になるのが「通信料はどれくらいかかるのか？」という点ではないでしょうか。この記事では、「スマホ カーナビ代わり 通信料」に関心を持つ方のために、主要アプリの通信量比較から、GoogleマップやYahoo!カーナビの節約テクニック、iPhoneマップやAndroidカーナビの使い方まで、具体的な情報をまとめました。

無料で使えるナビアプリの中にも、使い方次第で通信量が大きく変わるものもあります。また、「1時間の利用で何ギガ消費するのか？」「通信料が定額になるプランはあるのか？」といった疑問にもお答えします。さらに、トヨタ車のコネクティッドナビの仕組みや、ナビ利用中に気をつけるべき道路交通法違反のリスク、そしてスマホカーナビの弱点についても解説します。

これからナビアプリを使いたい方、あるいはすでに利用中で通信料を見直したい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

この記事のポイント

スマホをカーナビ代わりに使う際の通信料目安と注意点

①比較でわかる違い

カーナビアプリは複数ありますが、それぞれ通信量に差があります。通信量を重視する場合、アプリ選びが重要になります。

アプリによって、地図データの取得方法や通信の仕組みに違いがあるためです。例えば、リアルタイムで地図や交通情報を読み込むアプリは通信量が多くなります。対して、オフライン地図やキャッシュ機能を使えるアプリは、通信量を抑えやすい傾向があります。

Googleマップは通信量をやや抑えめに設計されており、1時間でおおよそ10〜20MB程度が目安です。一方、Yahoo!カーナビは広告表示やリルートの頻度によりやや多めで、15〜20MB前後を使うことがあります。また、MapFanやNAVITIMEといったアプリは、オフライン地図を提供しており、Wi-Fi環境下で地図をダウンロードしておけば、通信量をほとんど消費しません。

このように、それぞれのアプリの仕組みを理解した上で、自分の使い方に合ったアプリを選ぶことで、通信量を無駄なくコントロールすることができます。

②googleマップの目安とは

Googleマップのナビ機能は比較的通信量が少なく、ライトユーザーにも向いています。

多くの検証結果から、Googleマップをナビとして使った場合、1時間あたりおおよそ10〜20MBの通信量が発生するとされています。これは音声案内やルート検索、交通状況の反映などに必要なデータ量です。

例えば、約90分の走行で100MB前後を消費したという報告があります。これは都市部を細かく走行した場合の数値であり、地方の高速道路などではより少ない通信で済むこともあります。

ただし、航空写真モードを使用したり、地図の拡大縮小を頻繁に行ったりすると、一気に通信量が増える場合があるため注意が必要です。

通信量を抑えたい場合は、表示モードを「地図表示」のみに設定し、Wi-Fi環境下でルートを確認しておくとよいでしょう。

③yahooカーナビ節約の方法

Yahoo!カーナビは無料で高機能なアプリですが、通信量がやや多めという声もあります。とはいえ、いくつかの方法を使えば通信量を効果的に節約できます。

その一つが「地図キャッシュ機能」の活用です。アプリには、あらかじめ表示した地図データを端末に保存しておける機能があり、通信のたびに地図をダウンロードする必要がなくなります。

このキャッシュ機能は、アプリの設定画面から「地図キャッシュサイズ」を選ぶことで設定できます。「大（500MB）」を選んでおけば、広範囲の地図データを保存できるため、遠出にも対応しやすくなります。

さらに、運転中モードに切り替えることで、画面上の広告が非表示になり、広告表示による通信も抑えられます。

ただし、保存されるキャッシュデータは縮尺に依存し、拡大縮小によっては新たな地図データの取得が必要になる点にも注意しましょう。

このように、Yahoo!カーナビの通信量は工夫次第で抑えられます。出発前にWi-Fi環境でルートを表示させておくだけでも、かなりの節約になります。

④iPhoneマップはどれくらい？

Appleの「マップ」アプリは、比較的通信量が少なめで、日常利用にも適しています。

通常のナビゲーション利用時には、1時間あたりおよそ5〜15MB程度のデータ通信が発生します。この数値は、経路案内の単純なルートであれば低く抑えられますが、都市部のように道路情報が密集している場所では、多少増えることがあります。

また、表示モードや使い方によっても差が出ます。たとえば、航空写真モードに切り替えると、画像データの読み込みが増えるため、通信量が2〜3倍になることがあります。逆に、通常の地図表示モードにしておけば、必要なデータ量は最低限に抑えられます。

iPhoneマップは地図の一部を事前にキャッシュする仕組みもあり、同じ場所を何度も通る場合は再ダウンロードの必要がない点も節約につながります。

ナビゲーション中は、特にズームやスクロールを頻繁に行うと追加通信が発生します。そのため、あらかじめ目的地周辺を確認しておくことで無駄な通信を防げます。

⑤地図アプリナビは1時間に何ギガ消費しますか？

一般的に、地図アプリのナビゲーション機能を1時間使用した場合の通信量は、0.01〜0.05GB程度、つまり10MB〜50MB前後に収まることが多いです。

どのアプリを使うか、どのような道を走るかによって差が出るため、ギガ消費の目安としてはやや幅があります。たとえば、郊外の高速道路を直進するだけなら10MB以下に収まることもありますが、都市部の一般道を頻繁に曲がるようなルートでは、より多くの地図データを取得する必要があるため、50MBを超えることもあります。

加えて、航空写真や交通状況のリアルタイム表示をオンにしていると、その分だけ通信量は増加します。

なお、YouTubeなどの動画アプリが1時間で数百MB～1GB程度消費するのに比べると、地図アプリの通信量は控えめです。とはいえ、通信量に上限のある契約では、長時間の使用には注意が必要です。

⑥スマホカーナビの弱点は何ですか？

 

スマホをカーナビとして使うことには便利さもありますが、いくつかの明確な弱点が存在します。

まず一つ目の課題は「通信環境への依存」です。スマホのナビアプリは、常にインターネットから地図や交通情報を取得する必要があるため、圏外では正確なルート案内ができません。山間部やトンネルなどでは、ナビが停止したり再検索を繰り返す場面が出てきます。

次に挙げられるのが「バッテリー消費」です。画面を常に表示しながらGPSを使うため、スマホのバッテリーは急速に減っていきます。シガーソケットからの充電が必須となりますが、長時間の利用では端末が高温になりやすいという副作用もあります。

さらに、「スマホの画面サイズや位置」が視認性に影響することも見逃せません。専用の車載カーナビに比べ、画面が小さく、固定位置によっては見づらくなります。取り付け方法を誤ると、視界を妨げて違法となる可能性もあります。

最後に、「ながらスマホ」として扱われるリスクもあります。運転中に手に持って操作する行為は道路交通法違反であり、事故の原因にもなり得ます。

こうした点を理解した上で、安全に配慮しながら使用することが重要です。スマホカーナビを選ぶ際は、使用環境と目的に応じて、最適なアプリと装備を選びましょう。

スマホをカーナビ代わりに使う際の通信料を抑える方法

①カーナビは通信料かかる？を正しく理解する

スマホのカーナビアプリを使う場合、通信料がかかるかどうかは「地図データの取得方法」によって決まります。

多くのカーナビアプリは、現在地や交通情報に応じてリアルタイムで地図を表示するため、インターネットを通じて地図データを随時取得します。この仕組みにより、使用中は通信料が発生します。地図の更新、渋滞情報の受信、広告の読み込みなども通信量に含まれます。

一方、地図データを事前にダウンロードできる「オフライン対応型」のアプリであれば、通信料をほとんど発生させずに利用できます。ただし、リアルタイムの交通情報やリルート機能が制限される場合もあります。

これらを踏まえると、基本的に「オンラインナビ＝通信料あり」「オフラインナビ＝通信料なし（または最小限）」と覚えておくと理解しやすくなります。

通信量自体は1時間あたり10〜50MB程度が目安ですが、使い方や環境によって大きく変動することもあるため、定期的に通信量を確認することもおすすめです。

②カーナビ通信料定額プランの選び方

通信量を気にせずにカーナビアプリを活用したい場合、モバイル通信の定額プランを選ぶことが安心です。

プランを選ぶときのポイントは、自分の運転頻度と地図アプリの利用スタイルを明確にすることです。たとえば、週末だけ使うライトユーザーなら、1GB〜3GBの小容量プランでも十分足ります。一方、長距離ドライブや毎日の通勤にナビを使う人は、月間5GB以上、あるいは使い放題のプランが適しています。

最近では、短期間の定額通信も人気です。例えば、povo2.0では「1GB・7日間」などのトッピング型プランが用意されており、「ナビ専用スマホ」に割り切って運用するのも一つの手です。

また、スマホだけでなく、モバイルWi-Fiルーターを活用することで、複数の端末で通信を共有するという方法もあります。

重要なのは、ナビアプリの通信量を事前に把握しておき、それに合ったプランを選ぶことです。余計なギガを買いすぎず、使いたいときに使える柔軟なプランが理想的です。

③無料で使えるアプリとは

通信料が無料になるカーナビアプリは、「オフライン利用ができるかどうか」で判断できます。

代表的な無料アプリの一つが「Googleマップのオフラインマップ機能」です。事前にWi-Fi環境で対象エリアの地図をダウンロードしておけば、ナビゲーション機能をオフラインでも利用可能になります。音声案内やGPSによるルート追従も行えるため、実用性は十分です。

他にも「MAPS.ME」などは完全オフライン対応で、旅行者や通信制限が気になるユーザーに人気があります。ルート案内・徒歩ナビ・ランドマーク表示など、基本的なナビ機能が通信料ゼロで利用できるのが特徴です。

一方、Yahoo!カーナビなどは通常は通信が必要ですが、キャッシュ機能を使ってWi-Fi接続時に地図を表示させておけば、その後の通信量を大きく抑えることが可能です。

このように、使い方を工夫するだけで「通信料ゼロまたは限りなく低く抑える」ことは十分可能です。Wi-Fiを上手く活用し、オフライン機能があるアプリを選ぶことで、通信費をかけずに快適なドライブが楽しめます。

④アンドロイドカーナビ通信料の節約方法

Android端末でカーナビを使う場合、通信料を抑えるにはいくつかの工夫が有効です。

まず基本となるのは「オフライン地図」の活用です。Googleマップには、あらかじめ地図をダウンロードできる「オフラインマップ」機能があり、目的地やルート周辺の地図をWi-Fi環境下で保存しておけば、移動中にモバイルデータを使わずに済みます。特に山間部や通信環境が不安定な地域でも安心して使えるため、一石二鳥です。

また、「データセーバー」モードを有効にするのも効果的です。Androidには、アプリのバックグラウンド通信を制限する機能があり、GoogleマップやYahoo!カーナビなどが必要以上にデータを消費するのを防げます。音楽アプリやSNSを同時に使わないことも、節約につながります。

広告表示があるアプリの場合、運転中モードなどを使って広告の通信を抑える方法もあります。さらに、格安SIMを使っている人は、通信量の少ないプランでも問題なく使えるように、ナビ使用時以外はモバイルデータをオフにするのも手です。

Androidの柔軟性を活かし、設定と使い方を見直すことで、無駄な通信を大幅に削減できます。

⑤トヨタの仕組みを解説

トヨタ車に搭載されている「コネクティッドナビ」は、スマホアプリとは異なる通信の仕組みを採用しています。多くの新型車では、トヨタ独自の通信モジュール（DCM）を内蔵し、インターネットに接続して地図更新や目的地検索、渋滞情報の取得を行います。

この通信にかかる料金は、初度登録から一定期間は無料で提供されています。たとえば、T-Connectナビの通信料は初めの3年間が無料で、その後は「T-Connect契約（月額330円）」と「コネクティッドナビオプション（月額880円）」の合計月額1,110円（税込）が必要になります。

さらに、車内でWi-Fiを利用できる「車内Wi-Fiサービス」も提供されており、こちらは月額1,650円でデータ使い放題のプランが用意されています。スマホやタブレットを車内でネット接続したい人には便利な選択肢です。

なお、通信が切れても基本的なナビ機能は使用できますが、リアルタイム機能や最新地図の反映は制限されます。このため、常に最適な案内を受けたい方は、通信契約を継続する価値があるといえます。

⑥スマホをカーナビ代わりに使うことは違反ですか？

スマホをカーナビとして使うこと自体は違反ではありません。ただし、「使い方」によっては法律違反になるケースがあります。

ポイントとなるのは「ながらスマホ」と「画面の注視」です。道路交通法では、運転中にスマートフォンを手に持って操作したり、画面を注視する行為が禁止されています。これに違反した場合、反則金や違反点数の対象となり、事故を起こすとさらに厳罰になることがあります。

一方で、スマホを車載ホルダーに固定し、音声案内を中心に使う場合は違法ではありません。ただし、画面を2秒以上見続けると「安全運転義務違反」と判断される可能性もあるため、走行中の操作や注視は避けるべきです。

取り付け位置にも注意が必要です。フロントガラスやサンバイザーに装着すると視界を妨げ、「保安基準違反」に問われる恐れがあります。推奨されるのはダッシュボードの上部やエアコンの吹き出し口など、視界の邪魔にならない場所です。

このように、スマホナビは正しく使えば合法ですが、使い方を誤ると重大な違反につながります。運転中は音声案内を活用し、必要があれば安全な場所に停車してから操作するようにしましょう。

まとめ

記事のポイントをまとめます。

最後までお読み頂きありがとうございます♪