テレビ東京系「世の中お金で見てみよう!」で、いま急成長している冷凍食品&アイスの「2兆円フローズングルメ市場」が特集されました。
「冷凍食品とアイスだけで本当に2兆円もあるの?」
「番組に出てきた冷凍食品食べ放題のお店はどこ?」
「肉がたった数分で凍る最新冷凍技術とは?」
「巨大な冷凍倉庫は、なぜ普通の倉庫よりお金がかかるの?」
このような疑問を持った方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、冷凍食品はもはや「忙しい日の非常食」ではありません。
時短・タイパ・食品ロス削減・専門店品質という複数の価値を持った巨大産業へ変化しています。
日本冷凍食品協会のデータを基にした2025年の国内冷凍食品消費額は約1兆3,614億円で、消費量は初めて300万トンを突破しました。
さらに日本アイスクリーム協会によると、2025年度のアイスクリーム販売金額は6,631億円となり、6年連続で過去最高を更新しています。
単純に合計すると約2兆245億円となり、「2兆円フローズングルメ市場」という表現が決して大げさではないことが分かります。
この記事では、2026年10月6日放送の「世の中お金で見てみよう!」で紹介された内容を中心に、「チン!するレストラン」「液体急速冷凍・凍眠」「巨大冷凍倉庫」「アイス市場」まで詳しく解説します。
冷凍食品の便利さを実際に体験してみたい方は、宅配冷凍食を比較した記事も参考にしてください。
冷凍宅配弁当・冷凍惣菜のおすすめを比較する
- 「世の中お金で見てみよう」冷凍食品&アイス2兆円市場の放送内容まとめ
- 「チン!するレストラン」とは?冷凍食品&アイス約200種類が食べ放題
- なぜ冷凍食品市場は1兆円を超えるほど成長した?
- 冷凍食品の便利さを体験するなら?冷凍宅配食3サービスを比較
- 冷凍食品の人気ジャンルは?うどん・チャーハン・ワンプレートまで進化
- 肉が約3分で凍る?番組で紹介された液体急速冷凍「凍眠」がすごい
- 巨大冷凍倉庫はなぜ高い?常温倉庫の約2.5倍かかる理由
- アイス市場も6,631億円!販売量が減っても売上が過去最高になった理由
- 冷凍食品は「安い保存食」から「専門店グルメ」へ変わった
- 2兆円フローズングルメ市場は今後さらに大きくなる?
- 「チン!するレストラン」は次回も開催される?
- 「世の中お金で見てみよう」冷凍食品&アイス回の見逃し配信は?
- まとめ|冷凍食品&アイスは「2兆円の巨大産業」になっていた
「世の中お金で見てみよう」冷凍食品&アイス2兆円市場の放送内容まとめ
結論からいうと、今回の放送で特に注目されたのは、冷凍食品を作る技術だけではなく、売り方・凍らせ方・運び方まで含めた巨大な経済圏です。
番組は2026年10月6日23時06分からテレビ東京系で放送され、MCは林修さん、進行はテレビ東京の藤井由依アナウンサー、解説は日本経済新聞社の原田亮介さん、ゲストには鈴木浩介さんと真飛聖さんが出演しました。
取り上げられた大きなテーマは、「冷食の食べ放題」「知られざる冷凍技術」「巨大冷凍物流」の3つです。
その背景にあるのが、冷凍食品市場そのものの急拡大です。
2025年の国内冷凍食品生産量は157万4,172トンで前年比102.4%、国内工場出荷額は8,577億円で前年比106.4%となり、金額は過去最高を更新しました。
さらに輸入冷凍野菜や輸入調理冷凍食品などを加えた国内消費額で見ると、約1兆3,614億円に達しています。
ここで注意したいのは、8,577億円は国内生産品の工場出荷額、1兆3,614億円は輸入品などを加えた国内消費ベースの金額という違いです。
テレビやネットの記事を見ると数字が違うことがありますが、集計対象が違うため矛盾しているわけではありません。
冷凍食品&アイス市場を数字で比較
| 項目 | 最新実績 | ポイント |
|---|---|---|
| 冷凍食品・国内生産量 | 157万4,172トン | 2025年、前年比102.4% |
| 冷凍食品・国内工場出荷額 | 8,577億円 | 過去最高 |
| 冷凍食品・国内消費額 | 約1兆3,614億円 | 輸入分などを含む |
| 1人当たり冷凍食品消費量 | 24.6kg | 2025年 |
| アイス販売金額 | 6,631億円 | 6年連続過去最高 |
| 冷凍食品+アイス | 約2兆245億円 | 単純合算した目安 |
つまり今回の番組は、私たちの冷凍庫の中にある食品を通じて、2兆円規模の巨大ビジネスがどのように動いているのかを追った特集だったのです。
「チン!するレストラン」とは?冷凍食品&アイス約200種類が食べ放題
今回、最も「行ってみたい!」と思った人が多そうなのが、冷凍食品とアイスクリームが食べ放題になる「チン!するレストラン」です。
「チン!するレストラン」は日本アクセスが展開する体験型イベントで、2022年に東京でスタートしました。
2026年には九州初となる福岡開催が実現し、9月4日から23日まで福岡アイランドシティフォーラムで開催されました。
福岡会場の料金は90分2,500円で、小学生は半額、小学生未満は無料という設定です。
会場には約200種類もの冷凍食品・アイスが並び、自分で好きな商品を冷凍ショーケースから選び、電子レンジで温めて食べます。
ギョーザ、からあげ、シュウマイ、パスタ、うどん、ラーメン、チャーハン、グラタン、ワンプレート食品など、普通の食べ放題とは全く違う光景が広がります。
人気ぶりも驚異的です。
2022年の東京開催では約2,200人だった来場者が、大阪では約6,400人、名古屋では約8,600人、札幌では約1万3,700人まで拡大し、過去には最大8,000組ものキャンセル待ちが発生しました。
「チン!するレストラン」の来場者数
| 開催地 | 開催年 | 来場者数の目安 |
|---|---|---|
| 東京 | 2022年 | 約2,200人 |
| 大阪 | 2023年 | 約6,400人 |
| 名古屋 | 2024年 | 約8,600人 |
| 札幌 | 2025年 | 約13,700人 |
| 福岡 | 2026年 | 九州初開催 |
SNSや各種メディアでも大きな話題となり、実際に福岡会場を訪れたレビューでは、普段なら購入を迷う高価格帯の商品を試せることなどがメリットとして挙げられています。
しかし、企業側にとって重要なのは食べ放題そのものではありません。
「知らなかった冷凍食品を一度食べてもらう」という巨大な試食会として機能していることがポイントです。
チン!するレストランが生み出す購買サイクル

日本アクセスによると、通常のスーパーでは冷凍ケースの商品を見る時間が短いのに対し、食べ放題形式なら冷凍ケースをじっくり見て、普段選ばない商品にも挑戦してもらえるという狙いがあります。
つまり2,500円の食べ放題イベントであると同時に、メーカーにとって非常に強力なマーケティングの場でもあるのです。
なぜ冷凍食品市場は1兆円を超えるほど成長した?
冷凍食品市場がここまで伸びた最大の理由は、冷凍食品に対する消費者の価値観が「手抜き」から「時間を生み出す食品」へ変化したことにあります。
日本冷凍食品協会によると、2025年の国内生産量は157万4,172トンで、家庭用は76万385トン、業務用は81万3,787トンとなり、どちらも前年を上回りました。
1人当たりの年間消費量も24.6kgまで増えています。
24.6kgと聞くとピンとこないかもしれませんが、月平均にすれば約2kgの冷凍食品を1人で消費している計算です。
背景にあるのは、共働き家庭の増加、単身世帯の食事、家事時間の短縮、人手不足、物価高などです。
例えば、夕食をゼロから作れば、献立を考える、買い物をする、食材を切る、加熱する、洗い物をするという複数の作業が発生します。
一方、ワンプレート型の冷凍食品であれば、電子レンジだけで主菜と副菜まで完成する商品も増えています。
実際、個食化・物価高・タイパ志向などを背景に、冷凍ワンプレート市場も成長しています。
さらに冷凍食品は、家庭だけのものでもありません。
飲食店、ホテル、病院、学校、社員食堂など、人手不足に直面している業務用の現場でも、調理作業を標準化できる冷凍食品は重要な存在です。
料理人が一から作業しなくても一定品質を出せるため、冷凍食品は「食材」ではなく人手不足を補う仕組みとしても価値を持ち始めています。
市場拡大を「忙しい人が増えたから」の一言で説明するのでは不十分で、実際には時間・人件費・食品ロス・品質をまとめて解決できる商品になったことが成長の大きな理由なのです。
冷凍食品の便利さを体験するなら?冷凍宅配食3サービスを比較
ここまで読んで、「最近の冷凍食品を実際に試してみたい」と感じた方もいるかもしれません。
スーパーの冷凍食品だけでなく、現在は主菜や副菜をまとめて自宅へ届けてもらえる冷凍宅配食も増えています。
特に、料理時間を短縮したい人や、一人分の食事を簡単に用意したい人との相性が良いサービスです。
※以下のリンクには広告を含みます。
| サービス | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| ワタミの宅食ダイレクト | 電子レンジで食べられる冷凍惣菜 | 初めて冷凍宅配食を試したい人 |
| FIT FOOD HOME | 食事内容や栄養バランスにこだわった冷凍食 | 食事の質にもこだわりたい人 |
| GREEN SPOON | 野菜を取り入れやすい冷凍メニュー | 野菜不足が気になる人 |
初めてなら「ワタミの宅食ダイレクト」
冷凍宅配食を初めて利用する人には、日常の食事へ取り入れやすい冷凍惣菜タイプが便利です。
仕事で帰宅が遅くなった日や、「今日は料理をしたくない」という日に、冷凍庫から取り出して電子レンジで温められるのが大きなメリットです。
「冷凍食品で時間を買う」という今回の番組テーマを、家庭で体験しやすいサービスの一つといえるでしょう。
食事内容にもこだわりたいなら「FIT FOOD HOME」
便利さだけでなく、「せっかく宅配食を利用するなら食事内容にもこだわりたい」という人にはFIT FOOD HOMEも選択肢になります。
冷凍庫に数食ストックしておけば、忙しい日でも外食やコンビニだけに頼らず食事を用意しやすくなります。
野菜を手軽に取りたいなら「GREEN SPOON」
冷凍食品というと肉料理や麺類をイメージしがちですが、野菜を取り入れやすい冷凍メニューも増えています。
「忙しくても野菜を取りたい」「自分で何種類も食材を用意するのは大変」という方にはチェックしやすいサービスです。
もっと詳しく価格やメニューを比べたい方は、こちらの記事でまとめています。
冷凍宅配弁当・冷凍惣菜のおすすめを徹底比較
冷凍食品の人気ジャンルは?うどん・チャーハン・ワンプレートまで進化
では、実際にどんな冷凍食品が支持されているのでしょうか。
2025年の国内生産量ではうどんが1位、コロッケが2位となっており、定番商品の強さは健在です。
しかし、現在の冷凍食品売り場を見れば分かるように、カテゴリーそのものは急速に広がっています。
ギョーザやからあげなどの定番おかずだけではなく、ラーメン、パスタ、チャーハン、弁当型ワンプレート、スイーツなど、「これまで冷凍で買うとは思わなかった食品」が増えています。
2026年の「フローズンアワード」でも、チャーハン、うどん、麻辣湯、牛丼など幅広い商品が投票対象になっています。
この多様化こそ、市場拡大の重要なポイントです。
以前の冷凍食品は「弁当のおかず」や「忙しい日の夕食」という用途が中心でしたが、現在では朝食・昼食・夕食・間食・夜食まで冷凍食品だけでカバーできる状態になっています。
さらにワンプレート型であれば、主食・主菜・副菜を一度に温めることができ、献立を考える必要さえありません。
消費者がお金を払っているのは食品そのものだけではなく、「料理を考える時間」「買い物時間」「下ごしらえ時間」「後片付け時間」の削減でもあるわけです。
冷凍食品が多少高くなっても売れる背景には、こうした時間そのものに価値を感じるタイパ消費があります。
定番の冷凍食品を通販で探したい人へ
宅配弁当ではなく、「いつものギョーザやチャーハン、冷凍スイーツをまとめて買いたい」という方は、冷凍食品を扱う通販サイトを利用する方法もあります。
ニチレイの冷凍食品をチェックする
大阪王将の冷凍ギョーザや中華をチェックする
冷凍食品・スイーツをまとめてチェックする
肉が約3分で凍る?番組で紹介された液体急速冷凍「凍眠」がすごい
今回の番組で特に驚いたのが、これまで冷凍が難しいと思われていた寿司や生しらすまで高品質で冷凍する技術です。
番組では横浜の冷凍食品専門店に、握り寿司、鮎、生しらすなど珍しい冷凍商品が並ぶ様子が紹介されました。
その秘密が、横浜市のテクニカンが開発した液体急速冷凍機「凍眠」です。
「凍眠」は、一般的な空冷方式よりも速く食品を凍結できる液体凍結技術です。
一般的な冷凍では冷たい空気で食品を外側から冷やします。
しかし空気は液体に比べて熱を伝えにくいため、食品全体が凍るまでに時間がかかります。
冷凍に時間がかかると、食品内部の水分からできる氷の結晶が大きくなり、細胞組織を傷つけやすくなります。
そして解凍時に、水分やうま味成分が「ドリップ」として外へ流れ出してしまいます。
「凍眠」は冷たい液体へ包装された食品を浸し、短時間で凍結させることで、このダメージを抑える仕組みです。
番組では肉が約3分でカチカチになる様子も紹介されましたが、凍結時間は食品の厚さや種類などによって変わるため、「すべての食品が必ず3分で凍る」という意味ではありません。
普通の冷凍と液体急速冷凍の違い

「TŌMIN FROZEN」では、冷凍握り寿司や生しらすなど、従来の冷凍食品のイメージとは異なる商品も扱われています。
ここまでくると冷凍は、単なる「長期保存方法」ではありません。
出来たて・獲れたてのおいしさを、時間と場所を越えて届けるための技術になりつつあります。
関連YouTube
液体冷凍の仕組みを映像で確認したい方は、テクニカンの解説動画も参考になります。
巨大冷凍倉庫はなぜ高い?常温倉庫の約2.5倍かかる理由
冷凍食品がおいしく進化しても、工場から家庭までの途中で一度溶けてしまえば意味がありません。
そこで重要になるのが、製造から販売まで低温状態を切らさない「コールドチェーン」です。
番組では巨大なハイテク冷凍倉庫へ潜入し、庫内温度がマイナス23℃という極寒環境で働くスタッフの姿が紹介されました。
冷凍倉庫は商品を置いておくだけでも、巨大な冷凍設備を24時間稼働させなければなりません。
加えて外気が入れば庫内温度が上がるため、扉の開閉、商品の搬入、人の出入りにもエネルギーが必要になります。
さらに作業員には特殊な防寒装備が必要で、極低温環境で長時間作業できる人材の確保も簡単ではありません。
番組では、人件費や電気代の上昇によって冷凍倉庫の運用コストは常温倉庫のおよそ2.5倍と紹介されました。
そのため物流企業が進めているのが自動化です。
紹介された倉庫では、零下環境でも正常に動作する仕分けマシンを導入し、省人化と作業効率向上を実現しています。
一見すると、冷凍食品はスーパーで数百円の商品です。
しかし、その数百円の商品を安全に家庭まで届ける裏側には、工場・冷凍設備・倉庫・仕分け・トラック・店舗の冷凍ケースという巨大なインフラが存在します。
冷凍食品を支えるコールドチェーン

この流れのどこか一つでも温度管理が崩れると、品質低下につながる可能性があります。
だからこそ冷凍食品市場の拡大は、食品メーカーだけではなく、物流・冷凍設備・省エネ機器・自動化装置の市場拡大にもつながっているのです。
冷凍食品をまとめ買いすると「冷凍庫が足りない」問題も
冷凍食品や宅配弁当を利用する頻度が増えると、意外と早く困るのが家庭用冷凍庫の容量不足です。
特に宅配冷凍食は数食分がまとめて届くことが多いため、注文前に冷凍庫の空き容量を確認しておくことをおすすめします。
冷凍食品を頻繁にまとめ買いする家庭では、冷蔵庫とは別に小型の「セカンド冷凍庫」を設置する選択肢もあります。
購入する前に、まず使い勝手を試したい場合はレンタルという方法もあります。
購入するなら、容量・設置サイズ・省エネ性能を比較して選びましょう。
家庭用の冷凍庫を探してみる
アイス市場も6,631億円!販売量が減っても売上が過去最高になった理由
冷凍食品と並んで注目したいのが、アイスクリーム市場です。
日本アイスクリーム協会によると、2025年度の販売金額は6,631億円で前年比102.8%となり、6年連続で過去最高を更新しました。
興味深いのは、販売数量が増え続けているわけではないことです。
2025年度の販売物量は前年を下回りました。
つまり、売れた量は減っているのに売上金額は増えているのです。
背景には、高付加価値商品の拡大や価格改定などがあります。
これはアイスが「暑いから買う安いおやつ」だけではなく、「少し高くても食べたいご褒美商品」へ広がっていることを示しています。
ハーゲンダッツのようなプレミアムアイスだけでなく、コンビニ限定品や期間限定フレーバー、濃厚系アイスなど、価格より満足感を重視する商品が増えました。
冷凍食品とアイスには共通点があります。
それは、単なる安さではなく「自宅で簡単に高い満足度を得られること」が購買理由になっていることです。
外食より安く、それでいて少し贅沢できるという価格帯は、物価高の時代とも相性が良いと考えられます。
アイスや冷凍スイーツを通販で楽しむ方法も
「スーパーでいつも同じ商品を買ってしまう」という人は、オンラインショップで冷凍スイーツやアイスを探してみるのも一つの方法です。
店舗では見つけにくい商品や、まとめ買い向けの商品が見つかる場合もあります。
冷凍商品は送料や配送可能地域が通常商品と異なる場合があるため、購入前に確認しておきましょう。
冷凍食品は「安い保存食」から「専門店グルメ」へ変わった
現在の冷凍食品市場を理解するうえで重要なのは、冷凍食品の競争軸そのものが変わっていることです。
以前は「安い」「長持ちする」「電子レンジですぐ食べられる」という機能面が大きなメリットでした。
しかし現在は、それだけでは消費者から選ばれにくくなっています。
液体急速冷凍などの技術によって、寿司や魚、専門店の料理など、これまで冷凍が難しいと思われていた食品まで商品化できるようになっています。
つまり冷凍技術の進歩によって、「冷凍できる料理の範囲」そのものが広がったのです。
これは飲食店にも大きな意味があります。
これまで店内だけで提供していた料理を高品質な状態で冷凍できれば、EC通販へ展開したり、遠方の顧客へ発送したりする新しいビジネスが生まれます。
旬の魚や農産物も、収穫直後・水揚げ直後に急速冷凍できれば、需要のある時期まで保存しやすくなります。
さらに売れ残りを廃棄するのではなく、適切な段階で冷凍して販売できれば、食品ロス削減にもつながります。
消費者から見れば、「地方に行かなければ食べられなかった料理」「有名店へ行かなければ買えなかった料理」を自宅で楽しめる可能性が広がります。
つまり冷凍技術は、保存期間を延ばすだけではありません。
場所・時間・商圏という食品ビジネスの制約を取り払う技術として注目すべきなのです。
秋から年末は「冷凍おせち」にも注目
こうした高品質な冷凍技術が分かりやすく活用されているジャンルの一つが、お取り寄せのおせちです。
現在は、盛り付け済みのおせちを冷凍状態で届け、食べるタイミングに合わせて解凍する商品も珍しくありません。
専門店や料亭監修の商品を自宅で楽しみたい人にとって、冷凍技術の進化を実感しやすいジャンルでもあります。
年末のおせちを検討している方はこちらも参考にしてください。
>>2027年のお取り寄せおせち・冷凍おせちおすすめ比較
2兆円フローズングルメ市場は今後さらに大きくなる?
今後については、冷凍食品・アイス市場は数量だけを増やすのではなく、高付加価値化しながら成長していく可能性が高いと考えられます。
理由の一つは、人手不足です。
家庭では家事の時短需要があり、飲食店・ホテル・給食などでは調理人不足への対応が求められています。
誰が調理しても一定品質を出しやすい冷凍食品は、この両方の問題と相性があります。
二つ目は、単身世帯や個食需要です。
家族全員が同じ時間に同じ料理を食べる生活だけでなく、「それぞれが食べたい時間に一人分を温める」という食事スタイルが広がれば、一食完結型の冷凍食品はさらに便利になります。
三つ目は、冷凍技術そのものの進化です。
寿司、生魚、専門店料理など、以前は冷凍に向かないと思われていた食品まで商品化できるようになれば、冷凍食品売り場のカテゴリーはさらに増えます。
四つ目は、食品ロス対策です。
食品は販売期限が短いほど、需要予測を外したときの廃棄リスクが高まります。
高品質な冷凍によって販売可能期間を延ばせれば、廃棄量を減らしながら遠方へ販売できる可能性があります。
一方で、課題もあります。
番組で紹介されたように冷凍倉庫は常温倉庫より運用コストが高く、電気料金、人件費、冷媒設備、物流費などが商品価格へ影響します。
そのため今後の競争では、「もっと冷凍食品を作る」だけでなく、省エネ・自動化・高効率物流まで含めてコストを下げられる企業が強くなるでしょう。
2兆円という数字はゴールではなく、冷凍食品産業が次の段階へ入ったスタート地点と見ることもできます。
冷凍弁当とミールキットはどちらが時短になる?
時短を目的に食事サービスを利用する場合、冷凍弁当だけでなく、必要な食材が届くミールキットという選択肢もあります。
とにかく調理時間を減らしたいなら冷凍食、多少調理しても出来たてを食べたいならミールキットという考え方が分かりやすいでしょう。
どちらが自分に向いているか迷う方はこちらで比較しています。
>>冷凍弁当とミールキットはどっち?料金・手間・時短度を比較
「チン!するレストラン」は次回も開催される?
「番組を見て行きたくなったのに、もう福岡開催が終わっている」と残念に思った方もいるでしょう。
2026年の福岡開催は9月4日から23日までの期間限定だったため、10月時点ではすでに終了しています。
ただし、今後別都市で開催される可能性には期待できます。
「チン!するレストラン」は2022年の東京からスタートし、その後、大阪、名古屋、札幌、福岡と開催地域を拡大してきました。
来場者数も開催を重ねるごとに増えています。
さらに日本アクセスは「フローズンアワード」を毎年開催しており、2026年も冷凍食品・アイスの総選挙を実施しています。
つまり「チン!するレストラン」は単発の飲食イベントというより、消費者に新しい冷凍食品を発見してもらうマーケティング施策の一つです。
メーカーにとっても、普段なら手に取ってもらえない商品を実食してもらえる貴重な場所です。
特に新商品、高価格帯商品、珍しい海外食品などは、「お金を払って買う前に味を試したい」という需要が強いため、食べ放題イベントとの相性が良いでしょう。
次回開催について知りたい場合は、日本アクセスおよびフローズンアワードの公式サイト・公式SNSを確認するのが確実です。
人気イベントだけに、開催が発表された場合は予約開始日時を早めにチェックすることをおすすめします。
「世の中お金で見てみよう」冷凍食品&アイス回の見逃し配信は?
今回の放送をもう一度見たい人は、テレビ東京の公式動画配信情報を確認しましょう。
テレビ東京の番組公式ページでは、複数の動画配信サービスへの案内があります。
ただし、無料見逃し配信には公開期限があり、サービスによって視聴できるエピソードや期間が異なる場合があります。
この記事を読んでいる時点ですでに配信が終了している可能性もあるため、必ず各サービスの最新画面を確認してください。
特に今回の放送は、文章だけでは分かりにくい「チン!するレストラン」の大量の冷凍ケースや、液体急速冷凍で食品が凍る様子、マイナス23℃の冷凍倉庫など、映像で見ると理解しやすい内容が多くなっています。
冷凍食品を普段何気なく買っている人ほど、「この数百円の商品を届ける裏側でこんな設備が動いているのか」と見方が変わるはずです。
冷凍食品の価格だけでなく、その価格を支える技術・物流・人件費まで見えることが、この番組の面白さといえるでしょう。
まとめ|冷凍食品&アイスは「2兆円の巨大産業」になっていた
今回の「世の中お金で見てみよう!」で分かった最大のポイントは、冷凍食品とアイスが私たちの想像以上に大きな産業になっていることです。
2025年の冷凍食品国内消費額は約1兆3,614億円で、国内消費量は初めて300万トンを突破しました。
2025年度のアイスクリーム販売金額も6,631億円で過去最高となり、両者を単純合算すれば約2兆245億円という巨大市場になります。
さらに重要なのは、金額だけではありません。
「チン!するレストラン」の人気は、消費者が新しい冷凍食品を積極的に試したいと思うようになったことを示しています。
液体急速冷凍のような技術によって、寿司や生しらすなど、以前は冷凍が難しいと思われていた食品まで商品化されています。
その一方、商品を全国へ届けるには低温の冷凍倉庫や冷凍物流が必要で、そこでは電気代・人件費という大きなコストとの戦いがあります。
だからこそ今後は、冷凍技術だけではなく自動化や省エネも含めた「フローズン産業」全体が注目されていくでしょう。
冷凍食品は「料理を手抜きするための食品」から、「時間を買う食品」「専門店の味を運ぶ食品」「食品ロスを減らす技術」へ変わり始めています。
そして、こうした冷凍食品の進化を家庭で最も手軽に体験できる方法の一つが、冷凍惣菜や冷凍宅配食です。
「忙しい日のために数食だけ冷凍庫へストックしておきたい」という方は、まず自分の生活スタイルに合うサービスを比較してみるとよいでしょう。
迷ったら、まずは3サービスを比較
手軽さ重視
食事内容にもこだわりたい
野菜を手軽に取りたい
料金やメニュー、使いやすさまで詳しく比較したい方はこちらをご覧ください。
>>冷凍宅配弁当・冷凍惣菜のおすすめを徹底比較

