2025年4月現在開催中の大阪万博。その公式キャラクター「ミャクミャク」に対し、SNSやネット掲示板では「大阪万博 キャラクター ひどい」「気持ち悪い」「おかしい」といった否定的な声が相次いでいます。特に「やばい」「怖い」「コロシテくん」などの表現が飛び交い、見た目だけでなく、存在そのものに対する疑問や違和感が広がっている状況です。
「ミャクミャク」は一体なぜここまで炎上しているのでしょうか? そもそもこのキャラクターは誰が決めた?のか、選考理由や候補の情報はどうだったのか、知りたいと感じている方も多いのではないでしょうか。また、「デザイナーの狙いは何だったのか?」「他の作品とのパクリ疑惑はあるのか?」といった点も注目されています。
この記事では、「大阪万博 キャラクター ひどい」と感じる人が抱きやすい疑問や不満をもとに、ミャクミャクに対する国内外の各国の反応や、デザインに込められた意味、さらには批判の背景を多角的に整理・検証していきます。あなたの疑問やモヤモヤの答えが、きっと見つかるはずです。
この記事のポイント
- ミャクミャクのデザインが「ひどい」と言われる理由
- ネット上で「コロシテ」や「やばい」と呼ばれる背景
- キャラクターの意味や由来、デザイナーの意図
- 選考過程や各国からの反応とその評価
大阪万博キャラクターがひどい!と感じる理由は?
- 気持ち悪いとの声
- おかしいという反応
- やばいの指摘
- コロシテと呼ばれる理由
- ミャクミャクが怖いのはなぜ?
- 各国の反応
気持ち悪いとの声
大阪万博の公式キャラクター「ミャクミャク」に対して、SNS上では「気持ち悪い」という声が多数あがっています。これは、キャラクターの見た目に強いインパクトがあるためと考えられます。
まず視覚的な要素として、「ミャクミャク」は赤い球体が連なった顔と、青い液体のような体という独特なデザインをしています。これにより、ウイルスや内臓を連想させるという意見が散見され、「不快感」や「生理的嫌悪感」を抱く人が一定数存在するようです。
例えば、X(旧Twitter)では「夢に出てきそう」「どう見ても化け物」といった反応も見受けられました。このような感想が広がる背景には、日本の「ゆるキャラ文化」が関係しているとも言えるでしょう。多くの人が「かわいらしい」キャラクターに慣れ親しんでいるため、異形でグロテスクな印象を与えるデザインは拒否反応を招きやすいのです。
一方で、「クセになる」「じわじわ好きになる」といった意見もあるため、すべての人が否定的なわけではありません。見慣れることで印象が変化する可能性もあります。ただし、万人に受け入れられるデザインではないことは確かであり、公共性の高いイベントの象徴としては議論が残ります。
おかしいという反応
「大阪万博 キャラクター おかしい」という声も、ネット上では頻繁に見られます。この“おかしい”という言葉には、「奇妙」「理解できない」「コンセプトが伝わらない」といった複数のニュアンスが含まれています。
これは主に、ミャクミャクのデザインが持つ意味とビジュアルのギャップに起因しています。制作者によれば、「ミャクミャク」は水と細胞をモチーフに、生命の流れを表現しているとのこと。しかしながら、その意図がデザインから直感的に伝わりにくく、「何を表しているのか分からない」「ただ奇抜なだけに見える」と受け取られるケースが多いようです。
また、ミャクミャクの動きや設定にも違和感を覚える人がいます。たとえば、「虹を見つけるのが得意」「姿を変えられる」といった特技の設定が、視覚的特徴と一致しておらず、物語性が見えにくいと感じられるのです。
このように、「おかしい」という評価は、単にデザインの好みの問題ではなく、「意味と外見の乖離」「親しみの持ちづらさ」など、キャラクター設計全体に対する疑問から生まれていると考えられます。
やばいの指摘
「大阪万博 キャラクター やばい」といった指摘は、見た目のインパクトだけではなく、その社会的な受け止められ方や影響を含んだ表現です。
ここで言う「やばい」は、単に見た目が派手・変という意味だけでなく、「公共性の高いイベントにふさわしくない」「PR効果が逆効果になっている」といった批判的なニュアンスを伴っています。
実際、「コロシテくん」と揶揄されたロゴとの関連性や、ナンバープレートのデザインが「血のしぶきに見える」など、不安や不快感を誘う点が話題になりました。これにより、本来であればイベントの期待感を高めるはずのキャラクターが、むしろ距離感を生む存在になってしまっているのです。
さらに、ミャクミャクが海外で「ゾンビ」や「モンスター」と受け取られている事例もあり、国際的な印象面でも懸念が残ります。
とはいえ、「やばい」とされるほど注目を集めているという点では、話題性という意味での成功もあると言えるでしょう。ですが、印象が強すぎるキャラクターには、ポジティブにもネガティブにも転びやすいリスクがあることを理解しておく必要があります。
コロシテと呼ばれる理由
「大阪万博のキャラクターが“コロシテ”と呼ばれている」と聞くと、初めての方は驚くかもしれません。これは、万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の見た目があまりにも異質だったため、ネット上で揶揄的に付けられた俗称です。
このニックネームの由来は、ミャクミャクの顔の元になっている大阪万博の公式ロゴマークにあります。ロゴは赤い球体が複数つながった形状をしており、これが「目玉の集合体」に見えると話題に。その不気味さから、SNSでは「見た瞬間“殺して”と聞こえた」といった冗談交じりの投稿が相次ぎ、「コロシテくん」という名前が広まりました。
こうした反応は、ミャクミャクが悪意あるデザインというわけではなく、視覚的な不安や生理的な嫌悪感を覚える人が一定数いることの表れです。デザイン意図との乖離が、そのような呼称を生み出す背景になっています。
もちろん全ての人がこの名前に共感しているわけではありませんが、ネット文化においてキャラクターが話題になるきっかけとして、良くも悪くも“あだ名”が拡散される現象は珍しくありません。
ミャクミャクが怖いのはなぜ?
ミャクミャクが「怖い」と感じられるのは、そのデザインの非人間性と不気味な構造に理由があります。特に、日本のキャラクター文化においては「かわいい」「癒される」といった感覚が親しまれているため、ミャクミャクのような異形のデザインはギャップを生みやすいのです。
まず、ミャクミャクの顔は赤い球体が複数つながったもので、目がどこにあるか一見して分かりません。このような視認性の低い顔の構造は、人間の本能的な「顔認識」欲求を満たさず、不安感を与える傾向があります。さらに、青くうねる体や不定形な動きも、一般的な“かわいいキャラ”のイメージからは大きく外れているといえるでしょう。
また、「形を自由に変えられる」「水と細胞の融合」といった設定も、メルヘン的なキャラよりもSFやホラー寄りの世界観に感じられることがあります。とくに子どもや高齢層には、直感的に“怖い”と受け取られることがあるようです。
ただし、この“怖さ”は意図されたものであり、「少し気持ち悪いけど愛着が湧く」キャラクターを目指してデザインされたとされています。そのため、見慣れることで印象が和らぐ可能性も十分にあります。
各国の反応
ミャクミャクの反応は国内だけにとどまらず、海外でも話題になっています。その中には肯定的な評価と否定的な意見の両方が存在しています。
肯定的な反応としては、「クレイジーだけどユニーク」「一度見たら忘れられない」という声が多く見られます。とくに欧米では、個性的なキャラクターが“話題になる”こと自体が価値とされる風潮があるため、強烈なビジュアルをポジティブに受け止める人も少なくありません。
一方、否定的な意見が目立つ地域もあります。例えば東欧では、「ゾンビみたい」「モンスターにしか見えない」といった反応が多く、万博自体の認知度が低いことも相まって、ミャクミャクの存在に対して冷ややかな印象が広がっていると報じられています。
また、海外イベントに登場した際の反応では、「日本らしい独特なセンス」と興味を持たれる場面もありましたが、デザインの解釈には文化的な差があるため、全体として賛否がはっきり分かれています。
こうしたことから、ミャクミャクは国境を越えて注目を集めている存在ですが、そのインパクトの強さがプラスにもマイナスにも働くという側面が浮き彫りになっています。
大阪万博キャラクターがひどい!は本当か検証
- デザイナーの狙い
- パクリ疑惑とは
- キャラクター候補と選考過程
- ミャクミャク名前!本当の意味とは
- ミャクミャクの選考理由は何ですか?
- ミャクミャクは誰が決めた?
デザイナーの狙い
ミャクミャクのデザインを手がけたのは、絵本作家でもある山下浩平さんです。彼が意図したのは、従来の「かわいいだけのキャラクター」とは異なる、“ちょっと気持ち悪いけど、どこか愛らしい存在”を作ることでした。
この方向性は、大阪万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」にも連動しています。山下さんは、すでに決定していた赤い円形の万博ロゴを顔に取り入れ、水の都・大阪を象徴する「水」の要素を青い体で表現しました。この組み合わせによって、生命と自然の融合を体現するキャラクターが完成したのです。
また、応募時には「子どもが見たときにどう感じるか」を強く意識し、体の丸みやしっぽの揺れといった要素で親しみやすさも加味しました。ただし、その結果として「怖い」「気持ち悪い」といった感想が出ることは想定していたとも語っており、あえて賛否を呼ぶような挑戦的なビジュアルを目指していたことがわかります。
つまり、山下さんの狙いは「万人に好かれること」ではなく、「印象に残る個性的なキャラクターを創ること」。その挑戦は、確実に議論と注目を集めるという意味で、大きな成功とも言えるかもしれません。
パクリ疑惑とは
「 #命輝寺 社寺縁起 」騒動・絵巻風パロディアートを見たある特定層が「万博キャラは昔の絵巻物のパクリ」を拡散https://t.co/hbwnHoAJq4 https://t.co/6iYkXVQspa
— RAIZOU ICHIKAWA (@RaizouIchi3309) April 13, 2025
ミャクミャクには、デビュー当初から「どこかで見たことがある」「似ているキャラクターがあるのでは?」という声が上がりました。これがいわゆる“パクリ疑惑”です。
特に指摘が多かったのは、「某ウイルスキャラに似ている」「海外のアート作品に影響を受けていないか?」といった意見です。ミャクミャクの赤い球体や複眼のような構造が、既存の作品やフィクションのキャラと共通点を持つように見えることから、ネット上では比較画像が出回るほどの話題になりました。
しかし、この疑惑に対して公式側は「完全にオリジナルであり、他のキャラクターを参考にした事実はない」と明確に否定しています。加えて、万博のロゴをもとにデザインされているという構造上、外見のインパクトが強くなっただけで、意図的な模倣ではないと理解するのが妥当です。
また、デザインというのはある程度の“似通い”が避けられないこともあります。人間が感じる「既視感」は、デザインそのものよりも、受け手側の記憶やイメージと重なる瞬間に生じることが多いのです。
そのため、ミャクミャクに対するパクリ疑惑は、明確な証拠に基づくものではなく、視覚的印象から生まれた憶測や感情的反応であるケースがほとんどと言えるでしょう。
キャラクター候補と選考過程
大阪万博のキャラクター「ミャクミャク」は、一般公募によって選ばれた作品です。2021年に実施された公募には、全国からおよそ1,800点を超える応募があり、その中から段階的に絞り込みが行われました。
選考は、デザインや表現力、テーマとの整合性など、複数の観点で行われ、最終的には有識者や著名人を含む選考委員会によって決定されました。選考委員には、建築家の安藤忠雄氏、漫画家の荒木飛呂彦氏(ジョジョの奇妙な冒険の作者)など、文化や芸術の分野で活躍するメンバーが名を連ねていました。
その過程で評価されたのは、「未来的で、かつ多様性を表現できるか」という視点でした。デザインのインパクトだけでなく、印刷・展開のしやすさ、キャラクター化の可能性も重要な基準とされていたのです。
このように、ミャクミャクは単なる「見た目の人気」ではなく、機能性や象徴性まで含めた総合的な選考によって誕生したキャラクターといえます。
ミャクミャク名前!本当の意味とは
「ミャクミャク」という名前は、一見するとユニークですが、その背後には深い意味とテーマ性が込められています。名前の由来は、「脈々(みゃくみゃく)と受け継がれる命」や「連続性のあるエネルギーの流れ」を象徴しています。
このネーミングは公募によって選ばれ、響きのかわいらしさと、言葉に含まれる象徴的な意味が評価されました。言葉のリズムが軽やかで親しみやすく、なおかつ「生命の連なり」を感じさせることがポイントです。
また、繰り返しの音「ミャクミャク」は、命の鼓動や、水が流れるような音を連想させる工夫がされています。キャラクターの性格ともリンクしており、形を変える柔軟な性質や、水のような存在であることを自然に表現しています。
このように、「ミャクミャク」という名前は、ただ変わっているだけでなく、大阪万博のテーマを体現する重要なキーワードにもなっているのです。
ミャクミャクの選考理由は何ですか?
ミャクミャクが大阪万博のキャラクターに選ばれた理由は、未来性と象徴性の両立にありました。選考委員会は、単なる「かわいさ」や「親しみやすさ」よりも、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を表現できるかを重視しています。
ミャクミャクのデザインは、赤い「細胞」と青い「水」の融合によって、生命の原点と自然の循環を可視化しています。さらに、キャラクターとしての展開可能性、印刷やグッズ制作のしやすさ、国際的に見ても被らない独創性など、実務的な観点からも評価されました。
また、「少し気持ち悪いけど目が離せない」という強烈な印象を残すことも、記憶に残るキャラクターとしての強みと見なされました。SNSなどで話題になることが前提の現代において、インパクトの強さは無視できない要素です。
このように、ミャクミャクはデザイン性・実用性・話題性を兼ね備えたキャラクターとして選ばれたと言えるでしょう。
ミャクミャクは誰が決めた?
ミャクミャクを大阪万博の公式キャラクターとして決定したのは、2025年日本国際博覧会協会(通称:万博協会)です。この協会は、経済産業省を中心に構成された組織で、ロゴやキャラクターなどのシンボル制作も担当しています。
公募によって集まったデザイン案の中から、専門家・文化人・行政関係者などで構成された選考委員会が最終候補を選びました。最終的な決定には、広報・PR展開を見据えたマーケティング的な視点も含まれています。
また、キャラクターの愛称である「ミャクミャク」も別途公募され、一般投票によって決定されたため、完全に協会内だけで閉じた決定ではなかった点も注目に値します。
つまり、ミャクミャクの誕生には、公募・専門家審査・一般投票の3段階が組み合わされており、一定の民主性と戦略性をもったプロセスが背景にあります。最終的な判断は万博協会が行いましたが、その選定過程には多くのステークホルダーが関与していたのです。
まとめ
記事のポイントをまとめます。
- ミャクミャクは赤い球体と青い液体のような体が特徴
- 見た目がウイルスや内臓を連想させ気持ち悪いとの声が多い
- デザインと設定のギャップにより「おかしい」という反応が出ている
- 公共性の高いイベントにそぐわないと「やばい」との批判がある
- ロゴデザインが「コロシテくん」と揶揄される原因になっている
- 顔の構造が不明瞭で生理的な不安を引き起こしている
- SFやホラー的な世界観が「怖い」と感じられる要因になっている
- 海外ではユニークと評価される一方で否定的な意見も目立つ
- デザイナーの狙いは「気持ち悪いけど愛らしい」キャラの創出
- ミャクミャクには他作品に似ているとのパクリ疑惑がある
- キャラクターは「細胞と水の融合」をテーマにしている
- 名前の「ミャクミャク」は生命の連なりを表現している
- キャラクターは一般公募から選ばれたものである
- 有識者と著名人を含む選考委員会により選ばれた
- 最終決定は万博協会が行い、名前は一般投票で決定された
最後までお読み頂きありがとうございます♪