為替の歴史!1米ドル=1円から360円になった経緯の裏情報とは!?

あなたは、FX取引という言葉をよく耳にしたことありませんか。「FX取引をやってみたい」とか「FXって何ですか?」と思っていること でしょう。FX取引は証券会社や外為業者などに担保として証拠金を預けておき、円高か円安をチャートの動きやニュースなどを基に分析・予測をして通貨を売買することで収益を得ていく金融商品です。

予測が当たれば少ない投資額で大きな収益を得られる反面、逆に外れてしまうと損失を抱えてしまうどころか投資したお金を失うだけでなく精神的にも大きなダメージを受けると立ち直るまでに時間がかかってしまうことだってあるのです。しかし、米ドル/円の為替レートの最高値が1米ドル=76円25銭が最高値だと思われていますが、もっと最高値の時代があったことについてはあまり知られていませんし、1米ドル=360円になった経緯についても曖昧ではないでしょうか。今回はFX取引を始めようと思っているあなたに為替の歴史をはじめ、FX取引における光と闇の出来事をお話していきます。

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米ドル/円のレートは1米ドル=1円の超円高だった!?

あなたは、米ドル/円の為替レートが1米ドル=1円の超円高があったことをご存知でしょうか。為替レートにおける米ドル/円の最高値は、1995年(平成7年)4月19日につけた1米ドル=79円75銭でしょうか?それとも東北大震災が発生した2011年(平成23年)3月11日から6日後の3月17日につけた1米ドル=76円25銭のどちらかをあなたは思い浮べることでしょう。

ですが、これぐらいのことで円高になったと騒いではいけません。日本は、1949年(昭和24年)から1971年(昭和46年)までの22年間、ブレトンウッズ体制やドッジラインによって1米ドル=360円に為替が固定されていましたし、ニクソンショックによって変動相場制に移行するまでの100年近くは円安だったのです。まずは、1米ドル=1円の超円高についてお話をしていきましょう。

1871年(明治4年)に日本の通貨単位である「円」が誕生したのと同時に、この年の5月10には原貨を1円金貨と定めた新貨条例が制定公布 されました。当時発行されていた1円金貨の金の含有量1.5グラムだったのと、日本には保有する金の量が少なかったうえに日本や日本周辺のアジア諸国では、金よりも銀を重視する傾向があったので貿易において銀貨の方がよく使われていたのです。

それにこのころの米国では金本位制度だったのと、日本とアメリカで採用されている単位も複雑だったのですが、換算していくと米国で使われている1米ドル金貨の金含有量と同じだったことから1米ドル=1円という為替レートが成り立ったのです。しかし、1米ドル=1円という為替レートも長くは続きませんでした。このころの日本は文明開化の華が開いて外国文化や技術の輸入が盛んな半面、武士と呼ばれていた士族は俸禄制度の廃止や廃刀令による身分的特権を失ったことから明治政府に反発して全国各地で反乱を起こしていました。

特に1877年(明治10年)に発生した西南戦争を鎮圧するための戦費を賄うために政府は金との交換が保証されない不換紙幣を大量に発行したのです。現在、紙幣を発行するのは中央銀行である日本銀行ですが、この当時は紙幣を発行する日本銀行が設立されていなかったので日本政府が紙幣を発行していました。その結果、世の中に紙幣が大量に出回ったせいでお金の価値が下がってモノの価値が上がるといったかなりのインフレを招いてしまったのです。

もちろん日本のお金は、モノに対する価値も下がるのと同時に米国など外国のお金に対しても価値が下がってしまうので、米ドルなどの外国通貨に対して円安が進み、明治の中頃から1897年(明治30年)にかけて1米ドル=2円の円安になりました。円安が進んだ要因には不換紙幣の大量発行以外にも金と銀の価格にあります。

金の価格と銀の価格を比較したときに欧米主要国では、金を高く評価して いるのに対して日本では銀を高く評価をしていたのです。なぜならば、幕末に欧米から価格の安い銀貨が持ち込まれたのと同時に、日本で金貨に交換されて金が流失してなくなってしまったので、銀本位制度のようになっていたのです。一方の欧米主要国は採掘技術などが進んだことにより銀の生産量が増えて 価格が下がっていったのと、金本位制度の意向により銀よりも金を重視するようになっていたので、銀本位制の日本は金本位制を重視する欧米主要国の通貨に対して安くなっていたのです。

 

日本が金本位制度を導入できた理由とは

明治の中頃から続いた円安も1897年(明治30年)には流れが止まると同時に日本は銀本位制度から金本位制度へ移行できたのかというと、日清戦争と関係があります。そもそも日清戦争に発展したのは日本としては朝鮮がロシアの影響下になると安全保障上や国境だけでなく朝鮮の安全を確保する必要があると考えていましたし、清もロシアが東アジアへの進出をするためにシベリア鉄道の建設を始めてことが脅威になることから朝鮮に対して影響力を持ちたいと考えていました。

そして1894年(明治27年)には、朝鮮南部でキリスト教に反対するグループが減税と外国人排斥を求めた甲午農民戦争が勃発。朝鮮政府は戦争を鎮圧する為に清国に出兵を要請し、清国も日本と結んだ天津条約に基づいて通知後に出兵をしたのですが、日本も清国に対抗する為に 朝鮮に出兵をしたのです。

その後、農民軍は朝鮮政府と和解して戦争が収束するかに見えたと思われたの ですが、朝鮮における内政改革を巡って日清両国が対立を深め、日本は清国に対して宣戦を布告したのです。この戦争で清国に勝利した日本はイギリスポンドで支払われた多額の賠償金を元手にして、1897年(明治30年)ロンドンで金(ゴールド)に交換した後に持ち込まれたことで金本位制度に移行することができたのと同時に貨幣法が制定されました。

1871年(明治4年)に制定された新貨条例では、金1500グラム当たり1円だったのが、貨幣法によって金750グラム当たりと同じ1円であっても円の価値が半減すると定められたことにより為替相場も円安へと進んでいき、金本位制度を採用していたアメリカとの間における為替相場も落ち着いていったのです。

つまり、金本位制度の下ではアメリカの通貨と金の交換比率が定められるので変更されることがあっても頻繁に変更されることはありません。なぜなら、金(ゴールド)の価値は万国共通の認識の下で金(ゴールド)を介して交換比率が算出されるので、通貨と通貨の交換比率も安定して推移するのです。

その結果、1米ドル=2円という米ドル/円におけるおおよその為替レートの時代が長期に続いたのも、各国の金(ゴールド)と通貨の交換比率が変更されない限りは金本位制度において為替は固定相場のようになるのです。

 

為替が長期安定したのは大戦景気のお陰だった

米ドル/円の為替レートが、1897年(明治30年)から1917年(大正6年)までの20年間、金本位制度の下で1米ドル=2円と安定的に推移を していましたが、ある事件がきっかけで若干の円高になってしまったことが あります。その事件をあなたはご存知でしょうか?その事件とは、欧州で勃発した第一次世界大戦です。

1914年(大正3年)6月28日、オーストリア夫妻がボスニアの首都サラエボを訪問中にセルビア人の青年によって射殺されたのがきっかけと なったことでオーストリアとボスニアの間で外交問題へと発展しました。オーストリア政府も皇太子夫妻を射殺した黒幕であるセルビア政府に対して「セルビア政府が条件を受け入れないのであれば交渉を打ち切る。」との 最後通牒を出すものの、セルビア政府からの回答は一切なかったので、1914年(大正3年)7月28日オーストリア政府は、セルビア政府に対して宣戦布告をしたことで第一次世界大戦が勃発と同時に日本も連合国の一員として参戦をしたのです。

このとき各国が金本位制度を廃止する中で、日本も1917年(大正6年)に金本位制度を一時中止する為に金(ゴールド)の輸出を禁止するとともに、日本の物資が戦争によって輸出能力を失ってしまった欧州諸国に代わって輸出され、物資の輸出や造船などで大儲けをした人たちを指す成金という言葉も生まれました。

日本も第一次世界大戦における物資などの輸出による貿易で経常収支も大幅な黒字になったことで米ドル=円の為替レートも若干であるものの、1897年(明治30年)から1917年(大正6年)までの20年間は金本位制度の下で1米ドル=2円強と安定的に推移するのと同時に日本の産業構造も農業から工業に転換や債務国から対外債権国になるなど、大戦景気によって大きく様変わりをしていったのです。

 

最後に・・・

あなたが円高と聞くのは、1米ドル=79円75銭か76円25銭のどちらかを思い浮かべると思います。このときは、テレビや新聞などでよく取り上げられていたので「円高がどんどん進むと、日本経済も駄目になってしまう。」と感じていたのではないでしょうか。しかし、戦後の米ドルと円が1米ドル=360円の時代があったことを学校の授業などで知っているけど、米ドル/円の為替レートが1米ドル= 1円の超円高の時代や第一次世界大戦における経済の好調で円安が進んでいったことはあまり知られていません。

日本も昔は投資環境も整っていないせいもあってあまり注目がされていませんでしたが、今では年金問題や給与水準が伸びない中で投資に対する 関心が高まりつつあっても、投資に対する教育が不十分なところがあります。FXについては他の記事で取り上げた事例もあるのですが、記事だけでは書き切ることができません。メールマガジンを通じてFXについての色々な情報を発信していきますので、関心がございましたらご登録をしておいて下さい。

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