「総理」と「首相」の違いって何!?を10倍楽しむ方法♪

総理と首相の違いって何だろうと思っている人は多いのではないでしょうか?そもそも「総理」とは「内閣総理大臣」を略しているのですが、総理は首相とも呼ばれているのです。

「総理」という言葉は本来、全体を統合し管理すること、またその任にあたる人のことを意味するようです。そのため明治時代には東京大学の学長や政党の党首が「総理」と呼ばれてこともあるそうです。現在の日本国憲法では第五章・第六十六条で次のように規定しています。

内閣は、法律の定めるところにより、その首長たる内閣総理大臣及びその他の国務大臣でこれを組織する

つまり総理(内閣総理大臣)は、内閣の首長ということになっています。「首相」は大臣のなかの首席の者を意味し、内閣の首席の大臣は総理(内閣総理大臣)であって、「首相」=「内閣総理大臣」だが、結局のところ「内閣総理大臣」がいわば正式名称で「首相」は「内閣総理大臣」の通称として用いられているだけということのようですね。

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内閣とは?

じゃあ~内閣とは何かというと・・・デジタル大辞泉の解説によれば以下の通りです。

国家の行政権を担当する最高の合議機関。首長である内閣総理大臣およびその他の国務大臣で組織され、行政権の行使について国会に対して連帯して責任を負う。また、天皇の国事行為に助言と承認を与え、その責任を負う。職務として、一般行政事務、外交関係の処理、条約の締結、予算の作成、政令の制定などの事務を行う。日本では明治18年(1885)太政官制を廃止して設置。

たしか中学で習った「三権分立」の中で出てきた記憶がありますが、詳しくは下記へ読みすすめてみてください。

 

三権分立と国会の働き

近代国家の政治機構はおおまかにいって立法府である議会、行政府である内閣、司法府である裁判所の3つに分かれています。そして互いの抑制と均衡(チェック・アンド・バランス)によって権力の集中と乱用を防ぎ、国民の権利と自由を保障しようとしているわけです。このように国家権力である立法権、行政権、司法権の三権をそれぞれ別個の独立機関に専属させる制度を三権分立といいます。

このうち国会については憲法第41条で「国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である。」と定められています。国権の最高機関といっても国会が法的にすべての国家機関に優越するという意味では ありません。

しかし国会は主権者である国民から直接選ばれた議員で構成されるため、三権の中で主権者の意思を最もよく反映している機関です。したがって国のすべての機関のうち最も重要な地位 にあるという意味で国権の最高機関と位置づけられているわけです。

更に「唯一の立法機関」とは、国の立法はすべて国会を通し、国会を中心に行われ、国会の議決のみで成立するということです。つまり法律をつくったり変えたり廃止したりできるのは国会だけの権能であるという意味です。

 

議院法制局とは?

議員の立法活動を法律の専門的な立場から直接補佐する機関として両院にそれぞれ設けられています。法制局長のほか約80名の職員で構成されており、内閣法制局とほぼ同じ規模です。その主な職務は議員が提出する法律案の作成を行うことです

法律案の立案に当たっては憲法に適合しているか、他の法律や制度とうまく調和がとれているか、政策として法的合理性があるか等の点が検討されます。このほかに法律案に対する修正案の作成をしたり法律問題について議員の求めに応じて意見を述べることも議院法制局の職務です。


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国立国会図書館とは?

議員の調査研究を補佐するため国会に設けられている附属機関です。法案の分析、検討、内外の諸制度や立法例、 実態等について調査研究を行っています。また図書の収集、閲覧、貸し出しを行い、国の中央図書館としての役割も持っています。このため、わが国で刊行される出版物は国会図書館に納本しなければならないことになっています。

 

裁判官弾劾裁判所とは?

裁判官として職務を怠ったり、その身分にふさわしくない行為をした裁判官を裁判にかけ、辞めさせる(罷免する)かどうかを判断する裁判所です。この弾劾裁判所は司法府である裁判所とは異なり、憲法第64条に基づいて国会に設置されています。

その組織は14名の裁判員で構成され、衆議院及び参議院の議員の中からそれぞれ7名ずつ選ばれています。これまでに弾劾裁判にかけられた裁判官は延べ9人で、そのうち7人が罷免されています。

 

大統領と総理大臣の違いは?

大統領は国家元首、すなわち国民の第一人者です。 総理大臣は政府を代表する最高の執政官です。大統領制の国は直接選挙が多いようですが、総理大臣(首相)は日本や英国のように議会による間接選挙が普通です。

また大統領には米国のように強大な権力を持つ場合やドイツのように形式的な仕事しかせず、首相に任せてしまう場合もあります。 首相は概して内閣の首席にすぎないので権力が分散する傾向にあります。 また別の見方からいうと現在世界の国は大きく分けて2種類に分かれます

  1. 立憲君主制=首相…王様とか皇帝とか(いろいろ議論もあるけど日本の天皇も)がいる国では主権はとりあえず王様などにあって、その王様などから政治を任せられるのが「首相」です。内閣総理大臣とも言われます。昔は宰相という言葉も使われました。たいていは国会の中で選ばれますので、国会の議席数に左右されやすいです。
  2. 共和制=大統領…それに対して初めから主権が国民にあるというのが共和制で、国民の選んだ「大統領」が直接、政治をします。権利の根源が国民にあるので、一般的には強大な力を持つ例が多い。一言つけ加えておくと、たまに共和制の大統領制の国家であるにもかかわらず、首相もいる場合があります。(ロシア) この場合は、首相の上に大統領がいるので、同じ首相といっても権限はかなり小さくなります。

 

重要事項のまとめ

三権分立…権力を国会(立法権)・内閣(行政権)・裁判所(司法権)の 3つに分け、お互いを抑制するしくみ。 フランスの思想家モンテスキューが『法の精神』で唱える。

【国会】

  • 内閣←内閣総理大臣の指名 内閣不信任の決議
  • 裁判所←弾劾裁判所の設置(裁判官の弾劾)

【内閣】

  • 国会←衆議院の解散、連帯責任
  • 裁判所←最高裁判所長官の指名・その他の裁判官の任命

【裁判所】

  • 国会←違憲立法審査権 ・内閣←行政処分の違憲審査

【国民】

  • 国会←選挙 ・内閣←世論 ・裁判所←国民審査

 

以上、最後までご覧頂きありがとうございます。

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