茶道の作法で茶碗を回す理由とは?

茶道ではお茶をだされたらお茶を飲む前に、茶碗を回すということがおこなわれていますよね。茶碗をまわしてから、お茶を飲んだ後も同じようにしています。どうして茶碗をまわしたりするのだろうか。。。と思ったことはありませんか?それについて解説します。

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茶道の作法~謙遜の意味

茶碗には正面とされている面があり、絵柄や形などが最も美しい面、つまりいちばんの見所が茶碗の正面であるのです。お茶をもてなす側は客に向けて出す、だからそのまま飲むと正面に口をつけることになってしまうのです。

 

茶碗を回すのは、最も美しい正面~大切な正面に口をつけるのは避けるためで 、それには謙遜の意味が込められていると言われています。飲み終わったら口をつけた茶碗のふちを人差し指と親指でぬぐい、再びまわして茶碗の正面が相手に向くようにしておく。これは茶道のもっとも基本的な作法です。

 

簡単な茶道の作法講座~知っておくと便利なこと

ここでは、簡略化した客の作法を紹介します。お菓子とお茶のいただき方のみ紹介しますが、他にも多くの作法があります。

客の順番

客には順番があり、最も上座に座る人を「正客(しょうきゃく)」、その次を「次客(じきゃく)と呼び、以降「三客」「四客」・・・となります。正客はとても大切な役であり、お菓子やお茶をいただくのも最初になります。

座る位置

客は畳の中に入り、縁には座りません。また、ひざをたたみの縁から16目程度あけて座るとよいでしょう。

茶碗の持ち方

持ち上げるときや置くときは茶碗の縁に親指をかけ、残りの指で茶碗の底を支えます。お茶を飲むときは、左手に茶碗の乗せ、右手は指をそろえて茶碗の横にあてます。

礼の仕方

畳に手をつき礼をします。


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お菓子のいただき方

  • 菓子が運ばれてきた人は、礼を返して菓子器を少し右にずらします。
  • ほどなくして「お菓子をどうぞ」と言われたら、お菓子をいただきます。
  • 菓子器が運ばれてきた人は、次の人(左隣りの人)に「お先にちょうだいいたします」という意味で礼をします。
  • 両手で菓子器を持ち、自分の正面(畳の外)に移動させます。
  • 懐紙を裏返して折り(中表だったのを外表に折り返す)、自分の正面(畳の内)に置きます。
  • 菓子器に乗っている箸(黒文字といいます)を右手に持ち、左手は菓子器の左に添えてお菓子をひとつ取り、懐紙に置きます。
  • 懐紙の隅で箸の先をぬぐい、菓子器に戻します。
  • 両手で菓子器を持って、次の客に回します。
  • 懐紙を持ち、お菓子を食べます。
  • 懐紙と菓子きりは持ち帰ります。

 

お茶のいただき方

  • お茶が運ばれてきたら、礼をされるので礼を返します。このときに自分に向いている方向が茶碗の正面となります。
  • 茶碗を持ち、次の客との間に置き(畳の内)、「お先にちょうだいいたします」という意味で礼をします。
  •  茶碗を持ち、自分の正面(畳の内)に置き「お点前ちょうだいいたします」と言って礼をします。
  • 茶碗を持ち、いただきますと言う意味で一度軽く上げ、茶碗を45度ずつ2回時計回りに回します。(正面が左方向を向くようにする)
  • ゆっくりとお茶を飲み、最後はすっと飲みきるようにします。
  • 飲み終わったら飲み口を軽く親指でぬぐい、その指を懐紙でぬぐいます。
  • 茶碗を45度ずつ2回反時計回りに回し、正面を自分の方向に戻します。
  • 両手で茶碗を持ち、茶碗を拝見します。
  • 茶碗を90度ずつ反時計回りに回し、正面を向こう側に向け、畳の外に置きます。
  • 茶碗をさげに来られたら、礼をされるので礼を返します。

 

大切なのは茶会を楽しむ気持ちです

中国の禅僧の言葉で『且座喫茶』という⾔葉があります。「さざきっさ」または「しゃざきっさ」と読みます。「しばらく、座ってお茶を飲みませんか」という意味です。まず、お抹茶を飲んでみましょう。難しい作法は考えないで抹茶を楽しんでみましょう。自分で点ててみてください。気軽に抹茶を楽しみ、作法や道具などに関心が向いてきたら、お稽古や勉強を始められたらいかがでしょう。

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