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国からお金がもらえる方法は補助金や助成金制度です。要件に当てはまってさえいればお金がもらえます。もちろん返済する義務がないお金です。ただし、補助金、助成金は、いつ、だれが、どんな時に、いくらもらえるのか?非常にわかりづらいです。税金や保険料はいやでも国が強制的に天引きといった形で支払わされます。しかし、補助金、助成金は我々一般市民が自ら申請手続きをしないともらえません。大半は知らない方がほとんどではないでしょうか?それも当然で、国は大体的に国民へ補助金の事を教えません。そこで今回は、「教育訓練給付」についてご案内いたします。教育訓練給付金は教育訓練にかかった費用全体の20%から40%が支給されます。
教育訓練給付の支給対象者 |
在職中の方
指定講座の受講を開始した時点で在職中の方のうち、雇用保険の一般被保険者である期間が、5年以上もしくは3年以上5年未満の方。一度退職された方でも、再就職するまでの空白期間が1年以内の場合は、過去に一般被保険者であった期間も合計されます。
退職された方
指定講座の受講を開始した日において、すでに退職されている方のうち、一般被保険者資格を喪失した日(離職日の翌日)から、受講開始日までが1年以内であり、かつ過去に一般被保険者であった期間が合計して5年以上もしくは3年以上5年未満の方。
過去に教育訓練給付金を受給したことがある場合
その受給時の受講開始日より前の被保険者であった期間は通算されません。このため、一度受給すると一定期間は利用する事ができません。
教育訓練給付の支給額 |
支給額は支給要件期間に応じ、以下のとおりとなります。
(1) 5年以上
教育訓練経費の40%に相当する額となります。ただし、その額が20万円を超える場合は、20 万円とし、8千円を超えない場合は支給されません。
(2) 3年以上5年未満
教育訓練経費の20%に相当する額となります。ただし、その額が10万円を超える場合は、10 万円とし、8千円を超えない場合は支給されません。
教育訓練給付の申請の流れ |
(1) 講座申込み
指定講座であることを確認し、教育訓練給付金申請書にご記入の上お申込み下さい。お申込前にお近くのハローワーク(公共職業安定所)にて「支給要件照会」をすることができるので念のために照会しておく事を勧めます。
(2) 受講終了
予備校・講座等の修了基準を満たして修了したら「教育訓練給付金支給申請書」・「教育訓練修了証明書」・「領収書」を配布がされます。
(3)支給申請手続き
受講修了日から1ヶ月以内に、以下の書類をご自身の住所を管轄するハローワークへ提示します。
- 教育訓練給付金申請書
- 教育訓練修了証明書
- 領収書
- 本人・住所確認書類(住民票の写し、運転免許証、印鑑証明など)
- 雇用保険被保険者証
- 預金通帳
(4) 給付金支給
ハローワークより、指定口座へ給付金が振り込まれます。
最後に・・・ |
教育訓練給付の受給対象者かチェックに役立つホームページ
資格試験予備校のDAI-X ホームページでは教育訓練給付制度を利用できるかチェックできますので、お手軽に確認できます。
DAI-X ホームページ⇒http://www.dai-x.com/info/kyufu/check.html